春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

子育て婆さん、龍石寺。秩父。

2021-06-04 20:07:33 | 秩父34札所


秩父札所巡りをしてを始めて3日、
秩父へ着くのに2時間、
巡礼は地元の民宿なりに泊まり、開門時刻に合わせて、
訪れるのがいい、と思いながら、
市内を外れて秩父の古代に触れる、
札所19番飛演淵山・龍石寺。
巨大に岩に建てられた、堂宇の前の岩盤に、
あぶちゃんをかけた、身代わり地蔵さん。



👇観音堂が建つ盤石は、
約1600万年前に上昇した外秩父山地から、
流れ込んできた角礫質砂岩。
境内の岩は、かつて荒川の川床だったところ。
観音様、千手観世音は室町時代の歴史も、
そりの大きい宝形型の建物は、昭和47年、
信者が浄財を集めて建立したものです、と。
このそりに、相撲の貴乃花さんの土俵入りで、
きれいに足を上げ、柏手を打って広げる手の姿に、
似てる・・と妙に思ってしまった。










👇三途婆堂には
「三途の川の川辺で死者の服をはぎとる、

奪衣婆(だついば)の座像」
が祀られており、
『子育て婆さん』として子どもの病気を治してくれる、と。





👇江戸時代後期・1858年に発行された
「観音霊験記」には、たいへんな旱魃の年、
弘法大師の祈りによって、
この地の盤石が割れて現れた竜が大雨を降らせ、
飢饉から救ったとあります。





👇龍石寺の不動様は長寿を守ってくださるといわれ、
奥にある石碑のある茶筅塚は、
使わなくなった茶筅を燃やし灰にして、
供養するところだそうです。



深閑とした広い敷地の札所19番・龍石寺は、
得体のしれない何かに吸い込まれそうな、
そんな札所でした。

山合で生活する人たちが、ちょっとの間を、
子供の成長に手を合わせる、そんな姿を、
幾度か見て、シャッターを押す指にブレーキを・・・。









コメント
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