富山マネジメント・アカデミー

富山新聞文化センターで開講、教科書、参考書、講師陣の紹介、講座内容の紹介をいたします。

朝鮮戦争終結は、確実に行われる前提条件

2018年04月25日 | Weblog

ここへきて、南北対話による朝鮮戦争の終結は、全ての今後の国際交渉の大前提条件となることが確実である。朝鮮戦争の企画者は、南朝鮮つまり韓国内での共産主義者が、アメリカの支配を嫌い、金日正に持ち掛け、スターリンに相談、毛沢東が同意すれば、北朝鮮軍の南下を認め、南朝鮮に左翼政権を創るという流れで起きた戦争である。そこへ、在日米軍を基地にして、アメリカの参戦が加わった。だから、筋としては、左翼政権化した韓国政府からの「朝鮮戦争終結」提案は、北朝鮮の側が受け入れる条件があり、問題は民族自決権の次元にあるので、このワンピースが埋まることが大前提である。それと、中国がアメリカとも、韓国とも、朝鮮戦争を完全に終結しているので、外のツーピースはすでに埋まっている。最後は、アメリカが停戦に合意したが、北朝鮮の体制を存在的に承認するか、核兵器を含む武力で消滅させるか、という最終判断を引き延ばしてきた事情がある。問題は、アメリカの外交戦略の不決断により、北朝鮮に核武装する口実を与えてきたのである。この問題は、アメリカの決断、つまり武力で金政権を消滅させるというマッカーサー案を完全に抹消するか、あるいは、南北の停戦同意から、南北の終戦合意を肯定するかの2者択一である。そのあとは、韓国社会を自壊させ、金体制の傀儡政権が韓国で維持できると読むから、北朝鮮はそのベクトルで進む。また、韓国の左翼政権は、韓国経済の浮揚には統一民族感の高揚がいると、いわば同じ床で同じ夢を見る関係が成立する。つまり、反共主義者には不都合な事態へと急速に進んでいる。

日本の場合、国民のコンセンサスは「経済主義」という蜜が欲しいだけであるから、朝鮮戦争の開始でも蜜を味わい、終結でも、また蜜を味わえたらよいと構えられる。それだけで十分という構えで十分である。ただし、北朝鮮との戦時賠償は、必ず再燃する。しかし、その蜜を味わうのも日本企業の一部という仕組みである。

 


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基幹となる家、基底となる水田、<コアーTOYAMA>

2018年04月25日 | Weblog

水橋村の強みは、インテリジェンスである。情報の知的処理の能力が高い。そこには、百年以上の歴史をもつ基幹となる家が存在する。そして、今も活用される農地がある。これが山間部に近いと、入会地という村の共同資産である里山がある。富山県が人口減を迎えることは誰でも知っているが、どこまで退却できるのか、という最低人口の想定である。その基底となる水田は、過去と違い、人力として核単位を計算し、基盤となる農業生産のミニマムが設計できるはずだ。水産業に関しては、あまり行政介入しなくとも、単位の漁協と連なる基幹の家がすでに見える化されている。このように底辺から人口80万人時代の、これ以上は後退できない姿を設計する。さらに、製造業において、付加価値の低い産業は自然淘汰されるから、自然淘汰があっては困る社会インフラに関わる部門で、マイナス20%の雇用者で業務が成り立つ仕組みが可能かどうか、個別に悉皆の調査を重ね、<コアーTOYAMA>を調査により、順に、再構成していく必要がある。20%減でも循環できる設計図から、今度は、反転して、伸び筋への成長分野への資金・人材の集中化の設計である。この後者に関しては、希望と楽しさが伴うので、割と計画しやすい。問題は、どこまでの縮小が可能で、縮小の臨界はどこかという暗い、悲観的な調査・研究は、誰もやりたがらない。高岡市は、市民が縮小を避けようとするから、後退の局面なのに、まだ、前進の号令をかけようとする。高岡が成長してきた歴史軌道は、すでに終わっている。現代的な広告会社のプレゼンにより町おこし策を求めるよりも、個々の企業の産業ロジスティクスにつき、一貨一物流の基盤の調査、産業車両の動態の俯瞰などを行い、<コアーTAKAOKA>として縮小限界・臨界を定めないといけない。しかし、理論的な指導者が市政の中心に存在しないから、それが臨界点を超えたとき、一気に崩落へと繋がる。不動産の実勢価値が崩落すると、一挙に廃墟の町に突き進む。すでに、廃墟の手前というぎりぎりの認識がいる。


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4月24日(火)のつぶやき

2018年04月25日 | Weblog

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