ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

子ども子育て支援新制度 講演会

2015-02-08 | Weblog
午前中は島本町教育子ども部主催の講演会「子ども子育て支援新制度~平成27年度からの子どもを取り巻く制度について」が開かれました。講師は柘植 誠子さん(大阪成蹊短期大学幼児教育学科主任・子ども教育支援センター副センター長)です。

新制度の内容の説明としては非常にわかりやすくお話いただきました。しかし新制度で支援の量の拡充も、果たして認定子ども園・地域型保育で対応できるのか、質の向上である職員の配置の改善や職員の処遇改善につながるのか、制度そのものへの疑問は残りました。

柘植先生は「幼児教育の重要性は人間の根っこを育てるもの、遊びの中で心や意欲、生きる力を養い、そのことが小学校教育の根底となる。算数や字を教えたり、知識を与えるのではない。島本の緑と水の環境を活かした保育で素晴らしい子どもが育っていく。子ども支援は子ども中心でなければならず、そのための子育て支援でなければならない。」と子どもの教育・保育の根幹に係ることについて力説いただき共感しました。この視点を大事にした新制度でなくてはなりません。

地域型保育の基準について、町独自の保育士配置基準について子ども支援課の説明もありました。質疑応答の時間があればもっと有意義なものとなったのではないでしょうか。

コミミズク

2015-02-07 | Weblog
 今日は春のような暖かさで、12時~6時まで議会リポートの配布をしました。合間に江川の河川敷でコミミズクを観て、しばし幸せな気分に浸りました。4m先でじっと杭に留まっていたのでデジカメで撮影。周りは大きな双眼鏡を持った人で一杯です。来年も観れるといいな~。

パブリックコメント

2015-02-06 | Weblog
来週には2月会議の議会運営委員会が行われます。2015年度予算案はどんな内容でしょう。
原課から財政課に予算要求された文書を情報公開請求したものが公開されました(画像)。分厚いファイルですが、一般会計のみです。正式の予算案は査定を経てでてきますので、計上されない場合もありますし、施政方針の目玉事業や議会で大きな議論となるようなものは、議案がでるまでは公表されない場合もあります。2時間チェックしましたが、到底全部は見れないボリュームです。

午後1時からは清掃工場包括運営検討委員会を傍聴しました。補修工事と運転管理などを包括して長期間(5~10年)にわたり民間委託する方式を導入するかどうか検討されています。報告書案の内容について最終段階の審議でした。専門委員の方の意見はとても参考になります。

午後5時からはパブリックコメント中の一般廃棄物処理基本計画案のうち生活排水処理計画案について検討する勉強会を人びとの新しい歩みで企画しました。市民のみなさんと議員有志の参加があり、意見交換できました。ごみ処理についても検討が必要なのですが、なかなか時間がとれません。住民の暮らしのライフラインでもあります。どうぞ関心を持っていただき、ぜひ意見を出してください。しかし、町はこんな重要な計画を審議会などにも諮らないので、住民参加で作ろうという気はさらさらないようです。せめて計画案の説明会でもすべきですよね。




議員全員協議会

2015-02-05 | Weblog
10時より議員全員協議会が開催されました。案件は8名の議員でだされた「決議(案)の採択を目指し、議員間の意見交換を求める要望書」について議論しました。「島本町行政にし尿処理の事務の広域連携・広域行政を再度求める決議案」について話し合う前提として、し尿中間処理施設の町内整備方針で進めている町執行部に報告や説明を求めていましたが、結局行われませんでした。

決議案そのものが熟議を経てだされているものとは判断できず、決議案をだすことが今後の広域行政にとってかえって支障になると思い、広域行政については議会として調査・検討する機関を設置して検討していくことが必要と意見を述べました。(すでに1月16日に河野議員・佐藤議員・外村議員・戸田議員・平野の5名で設置要望を議長に提出)。2回の意見交換を経ましたが、決議案の全員一致は無理がありました。し尿処理問題については、追って私の考えを述べます。


今朝の朝日新聞に「安倍首相は4日、憲法改正の国会発議とその賛否を問う国民投票の時期については、来年夏の参院選後」と示していると載っていました。安保法制とその先にある憲法「改正」が目の前まできています。日曜日には憲法問題に詳しい山本健治さんと一緒に学ぶ場がありますので、ぜひご参加下さい。

☆ 2月8日(日)午前10時15分~11時45分 島本・ふれあいセンター3階 第1学習室
ヤマケンさんと創る広場 第4回「軍人・軍属って?」お話:山本健治さん(フリーライター)
「昭和 戦前期において軍人・軍属が果たした役割 ~事実を知りみんなで話し合いましょう。山本さんが提供して下さる資料は必見です~」
・主催:どよう会
・参加費:500円



高島市へ

2015-02-03 | Weblog
雪化粧の湖西の山に囲まれた滋賀県高島市へ行きました。

福井県嶺南地方の原発災害が起きた場合UPZ圏内(30k圏内)の自治体は避難計画をつくることになっており、関西広域連合が策定した広域避難ガイドラインにもとづき大阪府も避難元(長浜市と高島市)と避難先(府内自治体)のマッチングをしています。島本町には高島市から185名の方が避難してこられることになっています。

大阪府危機管理担当との話し合いで大阪市等の避難所が決まっていないことや要援護者の体制ができていないことなどがわかりました。そこで避難元の自治体に実情を伝え「避難計画ができていない中で高浜3・4号の再稼動に反対する表明をして下さい」という主旨の申し入れにを行うことになり、参加しました。

防災担当の職員さんも福井県の原発から30k圏内ということで危機感は一杯のようでした。原発立地自治体並みの安全協定を関電には求めており、規制委員会も審査書等の説明を住民に行うよう要求していくと、きっぱりおっしゃっていました。まさに被害地元となるわけですので、参加された滋賀県の市民の方の意見も切実でした。

コミュニティソーシャルワーカー(CSW)

2015-02-02 | Weblog
島本町議会の後期議員研修で豊中市社会福祉協議会のCSWの勝部麗子さんの講演をお聞きしました。「サイレント・プア」(NHK)というドラマのモデルとなったことでご存知の方も多いかと思います。

コミュニティソーシャルワーカーは地域福祉を進めるためにつくられた大阪発の専門職。大阪府が2003年に策定した「地域福祉支援計画」に盛り込まれ、04年度から府の補助で、府内の自治体が中学校区に1人ずつをめどに配置できるようになりました。島本町では社会福祉協議会に事業委託され4人配置されています。

豊中市の場合、市社会福祉協議会に事業が委託され、現在は14人が配置されています。住民と協働で「制度のはざま」にある人たちを発見し、その解決をめざし、行政と住民をつなぐ役割も担っておられます。ゴミ屋敷の主、ひきこもり、ホームレス、若年性認知症、広域避難者、外国籍住民など、見えない貧困やつらさを抱えている人を排除しない、「声をあげられない人」を家庭訪問や相談を通じて手助けしようとする豊中市のCSWの活動を映像などで紹介しながらお話していただきました。

そして支援した人が、今度は支援する立場になって役割を担っていく、という事例のお話には何度も涙がでそうになりました。街から誰ひとり排除しない、あきらめずに支援する姿勢は議員の私に欠かせないことです。

4月から生活困窮者自立支援法が施行されます。豊中市のCSWも生活困窮者自立支援モデル事業として取り組んでおられます。島本町での生活困窮者自立支援事業がどのようなものかは予算審議でも議論することになると思います。超多忙な中でご講演いただいた勝部さんに感謝いたします。

研修終了後に、新しい救急車のお披露目と消防本部の説明がありました。住民の命を守る救急業務に能力アップした救急車に果たしてもらえること期待します。寒い中で沢山の職員さんが立ち会っていただきご苦労様でした。

参議院予算委員会でもISによる拘束事件について質問が続いています。孫崎享・元駐イラン大使のインタビュー記事も考えさせられます。

議会に女性を送る

2015-02-02 | Weblog
昨日は、松山市男女共同参画推進センターで開かれたコムズフェスティバル分科会「誰でも・どこでも・政治のはなし」ということで愛媛県議の阿部悦子さんとともにパネラーとして出席させていただきました。企画運営は「議会に女性を送る会」です。議員になった経緯や取組み、女性議員の多い町議会の様子などお話をさせていただきました。愛媛県内の自治体議員や4月の選挙で立候補される方も参加されていました。

阿部悦子さんは環境問題などでは全国的にも評価されている方で、20年間(最初の選挙は時点、4期16年)のご苦労も含めダイナミックな活動を直接お聞きする機会で、なにより嬉しいことでした。市民派議員がどのような姿勢で何をすべきなのか、あらためて糺される機会でした。「議会に女性を送る会」のみなさま、ありがとうございました。

とうとう、湯川さん・後藤健二さんは生きて解放されませんでした。 2004年10月の香田さんと重なり、胸がつぶれそうです。国際人権NGOヒューマンライツナウ事務局長の伊藤和子弁護士の「イスラム国による日本人人質事件 今、私たちができること、考えるべきこと」、を読んでいるところです。

後藤健二さんが一体、何を伝えようとしていたのかを、その著書などでたどってみたいと思います。