ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

コミュニティソーシャルワーカー(CSW)

2015-02-02 | Weblog
島本町議会の後期議員研修で豊中市社会福祉協議会のCSWの勝部麗子さんの講演をお聞きしました。「サイレント・プア」(NHK)というドラマのモデルとなったことでご存知の方も多いかと思います。

コミュニティソーシャルワーカーは地域福祉を進めるためにつくられた大阪発の専門職。大阪府が2003年に策定した「地域福祉支援計画」に盛り込まれ、04年度から府の補助で、府内の自治体が中学校区に1人ずつをめどに配置できるようになりました。島本町では社会福祉協議会に事業委託され4人配置されています。

豊中市の場合、市社会福祉協議会に事業が委託され、現在は14人が配置されています。住民と協働で「制度のはざま」にある人たちを発見し、その解決をめざし、行政と住民をつなぐ役割も担っておられます。ゴミ屋敷の主、ひきこもり、ホームレス、若年性認知症、広域避難者、外国籍住民など、見えない貧困やつらさを抱えている人を排除しない、「声をあげられない人」を家庭訪問や相談を通じて手助けしようとする豊中市のCSWの活動を映像などで紹介しながらお話していただきました。

そして支援した人が、今度は支援する立場になって役割を担っていく、という事例のお話には何度も涙がでそうになりました。街から誰ひとり排除しない、あきらめずに支援する姿勢は議員の私に欠かせないことです。

4月から生活困窮者自立支援法が施行されます。豊中市のCSWも生活困窮者自立支援モデル事業として取り組んでおられます。島本町での生活困窮者自立支援事業がどのようなものかは予算審議でも議論することになると思います。超多忙な中でご講演いただいた勝部さんに感謝いたします。

研修終了後に、新しい救急車のお披露目と消防本部の説明がありました。住民の命を守る救急業務に能力アップした救急車に果たしてもらえること期待します。寒い中で沢山の職員さんが立ち会っていただきご苦労様でした。

参議院予算委員会でもISによる拘束事件について質問が続いています。孫崎享・元駐イラン大使のインタビュー記事も考えさせられます。

議会に女性を送る

2015-02-02 | Weblog
昨日は、松山市男女共同参画推進センターで開かれたコムズフェスティバル分科会「誰でも・どこでも・政治のはなし」ということで愛媛県議の阿部悦子さんとともにパネラーとして出席させていただきました。企画運営は「議会に女性を送る会」です。議員になった経緯や取組み、女性議員の多い町議会の様子などお話をさせていただきました。愛媛県内の自治体議員や4月の選挙で立候補される方も参加されていました。

阿部悦子さんは環境問題などでは全国的にも評価されている方で、20年間(最初の選挙は時点、4期16年)のご苦労も含めダイナミックな活動を直接お聞きする機会で、なにより嬉しいことでした。市民派議員がどのような姿勢で何をすべきなのか、あらためて糺される機会でした。「議会に女性を送る会」のみなさま、ありがとうございました。

とうとう、湯川さん・後藤健二さんは生きて解放されませんでした。 2004年10月の香田さんと重なり、胸がつぶれそうです。国際人権NGOヒューマンライツナウ事務局長の伊藤和子弁護士の「イスラム国による日本人人質事件 今、私たちができること、考えるべきこと」、を読んでいるところです。

後藤健二さんが一体、何を伝えようとしていたのかを、その著書などでたどってみたいと思います。