ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

島本でも空襲があった

2015-08-10 | Weblog
高槻市生涯学習センター展示室(市役所新館)にて「戦後70年 子どもたちと考える『戦争と平和』展in高槻・島本」を開催中です。

「戦争と高槻・島本」の展示コーナーには高槻・島本の戦争の記録写真と空襲の被害、焼失区域・被弾区域の地図も展示しています。被弾区域には島本町の高浜・尺代・山崎・桜井なども含まれています。これほど、町の広い範囲で空襲を受けているのに、島本町史や公式記録としては残っていません。

展示会のために調べていると、住民の方からも日紡(現 在の大阪染工)にも空襲があったこともお聞きしましたし、「郷土誌「水無瀬野(VolⅡNO.8)p82~83」にも岩谷採石場(東大寺)への空襲の記述を見つけました。

「昭和二十年のこと、この横断地点付近でトロッコは空襲を受けた。背後の山陰から米軍機が一機、不意に現われ記機銃掃射をしたのである。機関車に乗り組んでいた運転士と助手は間一髪、難を避けたが、近くの建物、道路には無数の銃弾が食い込んだ」と書かれています。

高槻市では戦争の記録を写真パネルにして市の平和展で展示されています。今回の展示でも貸していただきました。島本町では戦争の写真記録はつくっていません。写真などを提供していただける方も少なくなっていますので、ぜひ、平和・人権施策担当でも記録づくりに取り組んで頂きたいと思います。

「子どもたちと考える『戦争と平和』展in高槻・島本」は、明日(9:30~18:30まで)までです。ぜひ、みなさまも貴重な展示をご覧下さい。