ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

民主主義が危うい~秘密保護法案

2013-10-24 | Weblog
安倍政権は今開催されている臨時国会で秘密保護法(特定秘密保護法案)を制定しようとしています。

この法は政府が創設しようとしている国家安全保障会議のもとで国家の安全保障に関する国家秘密を一元的に管理、統制する体制をつくる目的です。防衛・外交・特定有害活動の防止・テロ防止が国家秘密の対象となります。原発や基地、環境などの国民の健康や安全に関する事も秘密にされ、明らかにしようとする内部告発者やジャーナリスト、市民も秘密漏洩、秘密取得の罪で最高懲役10年の重罰を科されます。

しかも、秘密を取り扱う公務員や民間業者に対して適正評価制度も導入し、思想や個人のプライバシーも調査するという思想・信条・良心の自由やプライバシー権を侵害するものです。知る権利、報道・取材の自由に配慮する規定を盛り込んだと宣伝していますが保障はなく、法の危険性の本質はかわりません。

法律の専門家やジャーナリスト、市民は秘密保護法を制定させない!という動きが高まっています。写真速報 : 「民主主義の国にあってはならない法律」~秘密保護法NO!国会前アピールに400人

私もパブリックコメントには意見提出し、反対の意思を伝えました。2週間のパブコメで9万件の意見が寄せられ8割も反対意見がでた法案です。今後、憲法アピール行動をして、秘密保護法案の問題を知らせていきます。

追記:毎日新聞に自民党内からも法案成立に急ぐことに批判がでている記事が載っています。

写真:本日、水無瀬駅前で市民のみなさん含み8名で配布した秘密保護法案のチラシ