ひらのかおるタウン通信

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高浜地区に計画の新設保育園

2013-10-11 | Weblog
新設される予定の保育園用地の農地転用の案件が審議された9月30日の島本町農業委員会を傍聴しました。遅くなりましたが、報告いたします。高浜1丁目の農地1797.3㎡を保育所建設目的で転用する旨、田の譲受人の社会福祉法人 博乃会(理事長 河西良雄)より、許可申請がだされたものです。保育園の配置図や建物図面も添付されています。

当該用地は市街化調整区域にある農地であり、農地法第5条による許可申請は農地法の許可(大阪府知事)が必要です。農業委員会では申請内容について審議されました。

事務局の説明によれば第3種農地(鉄道の駅が300m以内にある等の市街地の区域又は市街地化の傾向が著しい区域にある農地)であり、許可基準としては原則許可の方針とのことです。

高浜の農業委員からは水利・排水や周辺の日照に関することは問題なし、という報告でした。委員からは農地を守る視点の意見はありませんでしたが、里道の問題や高浜幹線の交通量の増加や、駐車場の問題など安全対策などについて意見が出されました。農業委員会としては全員賛成で申請に対し意見決定とされました。

今後は、意見を付して大阪府へ送付、大阪府農業会議の意見を聴取して大阪府が許可する手続となっています。10月末には結果がでる見込みとのことです。

また保育園建設には大阪府の開発許可が必要です。現在、開発要綱に基づく事前協議が行われ、事業者(法人)と町の各担当課との協議が行われています。高浜・江川地区両自治会、水利組合、グランリバー管理組合には法人より計画説明がされているとのこと、都市整備課担当者に確認しました。

しかし、これまで開発問題が住民紛争となっているのは、工事説明まで、住民が情報を知らされないでいることに大きく起因しています。担当課には、計画段階で自治会長だけでなく周辺住民への説明会を開催するよう事業者(法人代理人)に指導すべき、と求めました。「『早い段階から説明を進めて下さい』と伝えている」とのことですが、開発内容を早く知らせるべきです。

保育園を運営する法人については、今後、外部委員(学識者など)で構成する社会福祉施設整備審査会で適格性などが審査されることになっています。

画像:大型マンションの向かい側の農地に保育園建設計画があります