ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

町営プールの排水口は大丈夫?

2006-08-05 | 子ども
埼玉県ふじみ野市の市営プールで小2の子どもが給水口に吸い込まれて死亡するという痛ましい事故がおきました。給水口の危険性が認識されていないばかりか、業務委託、監視体制を含め安全管理の実態が明らかになってきています。

31日の事故を受けて、島本町の町営プール、学校プールを管理している町教育委員会の対応について2日、担当の生涯学習課に問い合わせました。

「1日に町営プールを開ける前に、職員が排水口の点検をし、ステンレスのボルトで固定した柵に異常がないことを確認した。学校には通知をだして、学校現場で確認をさせた。学校プールは唯一第二中学校の水泳部が使用しているだけで、他の学校はプール授業も終え、使用していない。」との返答でした。

すぐに町営プールについては、小・中・大プール排水口の現場を確認しました。

プールの排水口・給水口の事故は今までも続出しており、
「あぶないプール」の著者有田一彦さん(エコライター)は警鐘をならし続け、ご自身のホームページには、その事故事例などのプール関連情報を載せておられます。今回の事故の報道で有田さんのコメントを読まれた方も多いかと思います。

「2005年4年25日 約2%のプールに死の危険あり
共同通信のインターネット版(05/04/21)によると、『全国の国公立の小中高と高専、養護学校など約三万校のプールのうち、五百八十九校で排水口のふたが固定されておらず、児童や生徒が腕や足を吸い込まれておぼれる恐れがあることが二十日、日本体育施設協会(東京)の調査で分かった』とのこと。いまだに危険なプールがたくさんある状況に唖然とします。…」と昨年の学校プールの状況についてホームページに載っています。

プールの安全管理の徹底をし、これ以上の犠牲者をださないようしなければなりません。

写真は島本町営プール 排水口


第18回「島本 反核・平和・人権フェスティバル」

2006-08-03 | 子ども
29日は朝9時からのテント建てやステージの設営、炊き込みごはん作り、午後の企画「命の重さはみな同じ」の作家沢田俊子さんと野寺夕子さんのお話&ペープサートの準備と大忙しでした。

途中、雨が降り始め、4時からの野外フェスティバルは中止かも?と心配でしたが、雨もあがり、沢田俊子さん、野寺夕子さんのお話にも親子で参加してくださった方などで会場の椅子も埋まりひとまず安心でした。

わかりやすいペープサートや猫の去勢・避妊手術の必要を伝えるための4mにもおよぶ模造紙に描かれた猫の図(1頭のメスの猫から1年で53頭に増える)の力作は、圧巻でしたよ。

大勢の子ども達が参加してのコンサートや模擬店も大盛況で無事終了。翌朝のテントなどの片付けを終え、軍靴の音が近づいてくる、この夏も市民・組合などが共同して、平和を願う、反核フェスティバルが実行できたことに感謝。

CAP (子ども暴力防止プログラム)大人ワークショップ参加

2006-08-01 | 子ども
23日は「島本 反核・平和・人権フェスティバル」の企画の一環で行われた『しまもとCAP』による「CAP (子ども暴力防止プログラム)大人ワークショップ」に参加しました。
ワークショップは子どもと一緒に参加を含めて6回目の体験ですが、毎回新しい発見、気づきがあります。

 CAPは子どもへのあらゆる暴力を許さない安全な社会を創ることを目指し、 CAP活動を通じて家庭や学校、地域の連携を深め、子どもの人権 が尊重される社会を目的としています。子どもは自分の力で自分を守る力を身につける手だてを持つことができます。

子ども対象、大人(親、教職員など)対象のプログラムのワークショップなどを受けることによって、自らの権利意識、エンパワーメントが高まり、また、他人の権利も侵害しないということを学ぶことが出来ます。

町内の小学校PTAでは何度か取り組まれていますが、費用の関係ですべての子どもがプログラムを受けるには程遠い状況です。
町及び町教育委員会の事業としては、2002年に1回、2004年に学童保育指導員研修で1回実施されているだけです。

私も議会質問などで各学校での実施を要望はしていますが、実現していません。子どもの安全が叫ばれる中、監視社会が強化されようとしています。CAPの実践こそが必要だと思います。

ワークショップでは、二人組みになり、「暴力とはどんなこと?」と相手の意見を聞くというプログラムがありますが、子どもや他人の意見や主張を聞く作業は案外できていないと気づかされます。

他の人の安心・自身・自由の権利を奪うとはどういうことか、ロールプレイ(役割劇)で実感できます。 
暴力を行使し、暴力を行っていることを気づいていない大人こそが受けてもらいたいものです。


反核フェスティバルに 写真家野寺夕子さんが来ます

2006-07-16 | 子ども
14日、夜7時からは7月29日(土)開催する第18回目島本 反核・平和・人権フェスティバル実行委員会でした。

反原発の展示などで初めて参加したのは、いま16歳の息子が産まれる前々日でした。
町教職員組合が中心となり、労働組合、市民グループなどと共同して、平和に関する映画上映、模擬店、各団体の取り組み展示、講演会、コンサートなどが企画されました。いまでは考えられないことですが校舎をスクリーンにして映画を上映するという画期的手法は、忘れられません。
学校が地域における平和や人権の拠点であった時代でした。

いまでは、映画上映はなくなりましたが、町ふれあいセンターに会場を移して、遊びコーナー、フリーマーケットなどもあり、子ども達がたくさん参加してくれます。

22日からの1週間は4階のギャラリーにて各グループの展示を行います。
教育基本法について、「障害」者の活動、CAPの活動、自然環境保全活動、戦跡パネル展などです。こちらも、ご覧下さい。

今年は写真家野寺夕子さんをお呼びしようと、PTA図書サークルの友人たちと企画をしました。野寺さんは知る人ぞ知るという写真家で、朝日新聞木曜の夕刊に「プロジェクト遺影」を連載中です。

昨年、他の友人が野寺さんの写真のポストカード「微熱花暦」展示会を大山崎で開いたおり、野寺さんと交流ができました。
また同年8月には服飾デザイナーの森南海子さん収集の「千人針」の写真展をされ、私も大阪茶屋町画廊に足を運びました。

新しく発刊された野寺さんの写真入り「命の重さはみな同じ」~みなしご犬たちの物語り~の作家沢田俊子さんとともに、来て下さいます。
沢田さん、野寺さんのお話と、物語の内容をペープサートにして演じますので、親子で楽しめますよ。
〔29日 ふれあいセンター 1階 健康教育指導室 2時30分~4時〕

4時~8時まではふれあいセンター多目的広場で、コンサート、ビンゴ大会、模擬店などが行われます。夕涼みがてらにおいで下さい。

教育委員会議 傍聴

2006-07-12 | 子ども
星野教育委員長は挨拶の中で7月7日水無瀬で起きた私立中学女生徒の口をふさいだ事件の容疑者逮捕に関連して、子どもの安全確保について触れていました。委員長は見守りを兼ね、学童の子ども達の帰る時間を見計らってウォーキングをしているそうです。

2007年度使用の小・中教科用図書の採択(既に昨年採択済み4年間は変わらず)の議案では、日高教育長が「文部科学省調査では全国で使用されている中学校教科書に200箇所のミスがあったということだが、島本ではどうか」との質問に地理(大阪書籍)で地図に1箇所ミスありと報告しています。

夏期休業中の生活指導の報告の中で、小・中学校の不登校の実態について説明がありました。
2005年度は30日以上欠席の生徒は小学校3名、中学校16名で現在は小4名、中13名とのこと。いじめ・不登校・虐待対策委員会を設置し教職員・教育センター職員・保護者と連携をとって早期に対応していると説明しています。

不登校ゼロを目標に努力するということですが、教育委員会や学校が「不登校は良くないこと」という前提で接するならば、子どもたちは心を開かないし、まず大人は子どもの声に耳を傾けることで解決の糸口が見えるのではと思います。

写真は 若山台で観たシロソウメンタケ

居場所を求めてさまよう子どもたち

2006-07-12 | 子ども
8日(土)は わさびプロジェクト(高槻市議の二木洋子さんナビゲート・セミナー)主催で、子どものための弁護活動をしている弁護士の峯本耕治さんのお話を聞きました。 

子どもを巡る痛ましい事件が相次いでいます。同時代の子どもを持つ親としても、何が子どもたちを追い込んでいるのか、向き合っていかなければと思います。

峯本さんは、「すべての事件には背景・原因、そこに至るプロセスがあり、必ずシグナルがある。親子・家庭環境、友人関係環境、学校環境、社会環境など子どもを取り巻く環境は悪化している。」と子ども達に寄り添って、弁護活動されたからこそ理解できる子どもの置かれている状況をつぶさに伝えていただきました。

「子どもの人権を保障するとはどういうことなのか、今学校に求められるものは居場所としての学校である、また学校だけで抱え込まないための専門家、福祉機関との連携が必要である」など、大阪府教育委員会の子どもサポートグループコンサルタントとしての助言も貴重でした。

また、最近の事件は低年齢化とともに、性犯罪が増えていることを指摘されています。「性の感覚がおかしくなり、加害者側が被害者の痛みや不安を理解できず、重大性がわかっていない傾向がある。原因としてメディア(ネット・ビデオ)からの影響が大きい。暴力を伴ったSEX、低年齢化しているモデルなど、児童ポルノは小学生もネット・ビデオを通して容易にそれらの情報にさらされている実態を知るべきである」ともおっしゃっていました。

峯本さんのお話は、子どもにかかわる大人には是非とも聞いて欲しい内容です。

小学校でお話し会

2006-06-09 | 子ども
昨日、午前中は、小学校の子ども達に絵本の読み語りとパネルシアターをしました。子どもたちの通った小学校で続けている、PTAの図書サークルで、毎月1回、20分休憩時間と年3回の読書週間には授業の中で、各学年ごとに行っています。

サークルは8年前、娘が小2の時、前村上図書館長の講演や、活動実績のある4小のお話会を見学して、同級生のお母さん達と一緒に立ち上げたものです。
ちょうど、町教育委員会も学校図書館を活性化しようと取り組み始めたところで、専任・専門の学校図書館司書の配置はまだ実現できていませんが、鍵のかかった図書室はこのころから、充実していきました。

サークルはお話し、児童文学の好きなお母さん達が集まって、少しでも子どもたちに、本の楽しみを知ってもらいたいと、選書から、プリントづくり、出し物の練習と熱心です。私は、時々しか参加できませんが、その時間は私も本当に愉しみで、合間のおしゃべりに学ぶことも多いです。

きのうは、1年生のクラスを回りました。目を輝かせてお話を楽しんでくれて良かったです。
2小は校舎の建替えなどで、学校環境も整わず、いろいろと影響があるだろうなと、心配でしたが1年生の子ども達はとても、落ち着いていて安心しました。



四季に包まれた保育園

2006-05-28 | 子ども
前の記事に保育園全景の写真が載せられませんでしたので、再度投稿します。
園舎は木造で、いつ訪れても、心が豊かになります。
園舎の周りは菜園があり、子ども達と一緒に育てた野菜はもちろん給食の食材となります。麦も育っていましたよ。

手づくりの桜餅

2006-05-28 | 子ども
今日は理事をしている梶原ピッコロ保育園の理事会に出席しました。
お茶と一緒にいただいたのが、手づくりの桜餅。
園庭の桜の葉を、園児と一緒に摘み取って、塩漬けにし、手づくりの皮と餡を包んだものは、とても美味しくて、感激しました。

ピッコロ保育園は開園当初から、季節感を大切にした、伝統食、旬のもの、そして安全な食材を使用した給食が定評です。おやつも手づくりです。私も以前、勤務していた時、おやつがとても楽しみでした。

給食通信には「『5月2日 今日のメニュー おやつ ・すくすくちまき ・きよみおれんじ』~今日はやまぐみさんと”すくすくちまき作り”をしました。朝からやまぐみさんが摘んできてくれた、ピッコロの周りのヨモギを使いました。裏山のたけのこのようにすくすく育ちますように名付けました。」と書いた、掲示板の写真が載せてありました。

ピッコロの食を通して、自然の恵みも感じ、からだも心も、知恵も暮らしの技術も人と人とのつながりもすべて育んでくれます。ピッコロの保育の大きな柱でもあります。

そのことを記した冊子がありますので、ご紹介いたします。
メニュー写真も見ているだけで、満たされた気持ちになります。

『子どもと食べる 食べると子ども』ピッコロ保育園給食メニュー&レシピ選集
定価 800円   発行 社会福祉法人四季の会 高槻梶原ピッコロ保育園