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日米を問わず名選手を紹介。

成績予想 田中将大投手(2)

2014-01-18 11:09:53 | Weblog
前回、田中将大投手はある程度の数字をメジャーでも残せると書きましたので、今回は予想の数字を書きたく思います。現時点で入団チームは決定していないので、そのチームの打線の援護力やホームチームの球場の特性とかが分からないので多少幅を持たせて予想して見ます。メジャー殆どのチームで先発一番手ないしは二番手には入ると思われる為、登板数は30試合プラスα、200を少し超えるイニング数、勝ち星は12勝から15勝の間、負け星は8敗から12敗の間、勝ち星負け星共に予想の数字と大きく離れる事はないかと思います。2013シーズン、日本プロ野球での勝率10割という記録はレベルの高いメジャーリーグでは有り得ない数字であり、勝ったり負けたりでやや勝ち星の多い数字に収まるかと思います。防御率も1点台は全く考えられず、3点台、3.20から3.30位になるかと予想します。奪三振数は180から200の間、2013年のシーズンより奪三振率は上がるかと思います。彼のスライダーとフォーク(スプリットとメジャーでは表記されると思いますが)は十分通用し三振を奪う最大の武器となるかと思います。

成績予想 田中将大投手(1)

2014-01-17 19:28:52 | Weblog
2013年、28試合の登板数に於いて、これ以上の数字は不可能かと思われる212イニング、24勝0敗、防御率1.27、奪三振数183の成績を残した投手です。7年間の通算成績でも175試合登板、1315イニング、99勝35敗、防御率2.30、奪三振数1238の数字の投手です。年平均にすれば187.9イニング、14.1勝、176.9奪三振と奪三振数と防御率以外の部門ではあのダルビッシュ有の数字をも凌いでいる投手です。甲子園の決勝戦で敗れた為か少し前まで、斎藤世代とかハンカチ世代と称され、彼以外のその他の投手及び打者と一緒にされていたとは信じがたい程差をつけた投手です。このブログでも入団前の斎藤佑樹投手の実力に触れ、斎藤佑樹の力を何故か信じるファンから批判コメントを寄せられましたが、現在彼ら二人の力を論ずる人は有りえない程差がついた二人の投手と言っていいかと思います。現時点で田中将大投手がメジャーリーグどの球団に入団するか分かりませんが、その実力からして、間違いなくある程度の数字を残すと言い切っていいかと思っています。

率の記録(シーズンと通算) (9)

2014-01-15 21:36:41 | Weblog
現在通算規定投球回数の2000イニングに達している現役投手は、昨年度限りで引退を表明した石井一久投手を含めても山本昌、三浦大輔、西口文也、石川雅規の5人しかいません。その内今後かなりの上積みが期待出来そうなのは、年齢及び最近の数字からすると石川雅規投手位かと思います。現時点で1000イニング以上を投げて今後2000イニングに達しそうな可能性のある投手を推測してみます。先ずは1836.1イニングの杉内俊哉投手です。今後余程な事がない限り間違いなく達するでしょう。次に現在1553.1イニングの内海哲也投手も3、4年後には十分可能性があるかと思います。現在1360.1イニングの涌井秀章投手は可能性はあるかと思いますが、西武ライオンズ時代の様にリリーフとして起用されたりしたりすれば結構微妙な数字になろうかと思います。現在1118.1イニングの岸孝之投手は順調に行けば達するかと思いますが、1116.1イニングの前田建投手はメジャー移籍の可能性も高く、多分達することはないかと思います。現役で1000イニングに近い投球回数の投手を含めても今後数年以内に2000イニングに達しそうな投手としては上記の3、4人しか浮かばないのが現状かと思います。

率の記録(シーズンと通算) (8)

2014-01-14 18:03:43 | Weblog
投手の通算規定投球回数は一応2000イニングとされています。通算最多投球回数は金田正一投手の5526.2イニングで規定投球回数の約2.76倍になります。この倍率、打者野村克也選手の2.62倍や試合数と規定投球回数が同じになって以降の尾崎行雄投手のシーズンでの2.7倍と奇しくも非常に近い数字となっています。規定打席数の試合数×3.1はかなり昔から規定であり一応の通算規定打数4000も同じく昔からそうなっていますが、投手の場合、シーズンでの規定投球回数が変更になってから約50年近く経ちますが、一応の規定投球回数は以前と同じく2000イニングのままであります。現行の規定投球回数にアジャストして見ると1400から1500イニングが通算での規定投球回数になるのでしょうが、この数字では4倍近くの範囲内で率の記録を競う事になってしまい、あまりにも差がありすぎる様な気がします。現行の2000イニングの場合、その数字に達する前に優れた投手程、メジャーに移籍してしまう傾向があり通算での規定投球回数に達する投手は、今後非常に限られてくるかと思います。

報道の虚実? (12)

2014-01-12 15:02:21 | Weblog
織田淳太郎著[巨人軍に葬られた男たち]という本があります。在籍中に死去した左腕投手、湯口敏彦を中心に書かれている本です。その中で、下記の件があります。少し抜粋して見ます。(首脳陣の期待が集まった。小坂はまちがいなく左腕エースになれる逸材だった。ただ、小柄な彼はフルシーズンを耐える体力に欠けていた。シーズンの後半にくると、いつも左肩に疲労感を覚え、体の切れを失っていた。)小坂とは昭和45年、ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団した左腕投手、小坂敏彦を指しており、主に昭和47年の彼に関して書かれた文章です。上記の文章、どうしても矛盾を感じずにはいられません。先ずは、体力に欠けている投手がまちがいなく左腕エースになれる逸材と言い切れるでしょうか?体力はないが、素質だけは優れているという文意に受け取る事も出来るかとは思います。しかし彼の投球を一度でも見た上で、上記の文章を書いているとしたら、悲しいかな投手を見る目には著しく欠けているとしか思えません。かなり以前にこのブログでも小坂敏彦投手を紹介しそこでも書いていますが、逆に間違いなくエースになれる逸材とは最も程遠い存在の投手でしかありません。その年15歳の織田淳太郎氏がどの程度小坂敏彦投手の投球をリアルタイムで見て記憶していたのかどうか分かりませんが、文章の都合上小坂敏彦投手を過大評価して著したと信じたく思います。

率の記録(シーズンと通算) (7)

2014-01-11 15:20:55 | Weblog
昭和40年代、年間300イニング以上投げる投手は存在しましたが、徐々に投手の投球回数は減る傾向にあり、1964年に試合数×1に改定された規定投球回数はある意味先見の明がある様にも、後になって感じたりしたものでした。もしそれ以前の投球回数×1.4のままだとしたら、現行の144試合制だと201.6イニングつまり201イニング以上が規定投球回数となり、毎年それをクリアするのは極僅かな投手しかいない事になります。昭和31年デビューの豪腕米田哲也投手はその年204イニングを投げていますが、規定投球回数は230イニング以上の為規定投球回数に達していません。それでも同じ新人の稲尾和久投手を含めてパリーグでは12人の投手が規定投球回数に達しています。規定投球回数に達する人数からすると、現行の規定は妥当とも言えるのでしょう。144試合制になってからの最多投球回数は2011年ダルビッシュ有投手の232イニングで、規定投球回数の1.61倍になります。この数字は打者の現行での1.55倍と大きな差がなく、今のローテーションのままでは大きく変化する事はないかと思います。

率の記録(シーズンと通算) (6)

2014-01-10 13:00:47 | Weblog
1965年、規定上140イニングから378イニングの範囲内の投球イニングを投げた投手で防御率を争われたと書きましたが、実際にも八百長行為により永久追放されたあの永易将之投手の140.1イニングから尾崎行雄投手の378イニングの間で争われ、防御率1位は178.1イニングを投じた三浦清弘投手が1.57で獲得しています。尾崎行雄投手は防御率1.88で2位、3位には永易将之投手が1.90で入っています。尾崎行雄投手は自身より半分以下の投球回数の投手と防御率争いをしたと言うより、させられた事になろうかと思います。この年セリーグでも読売ジャイアンツに移籍し、肘を痛めかなりの期間戦線を離れた金田正一投手が141.2イニング、防御率1.84で防御率1位の座を獲得しています。永易将之投手はその実力からして生涯唯一のそれも1点台の防御率での規定投球回数到達のチャンスという事であり、又球威の衰えがはっきり見え始めた金田正一投手は防御率1位の可能性ありという事で、狙って到達した規定投球回数だったと思います。つまり基本的に力がない投手や、休みが多くとも届く規定投球回数と言えるかと思います

率の記録(シーズンと通算) (5)

2014-01-09 15:05:09 | Weblog
シーズン毎の打者の打率の記録は、以前書きました様に日米共に1試合当たり4.80打席が最多の打席となっています。この数字は今後野球がもの凄く大きく打高投低或は投高打低に傾かない限り、大きく変化する事はないかと想像します。従って1試合に3.1打席以上の打者から4.8打席位までの打者が同じ土俵で打率を今後も競い合うと言う事になろうかと思います。しかし投手の場合はどうでしょうか?前記の打者の様に最多の数字にある程度限界があるのに対し、投手の場合の限界は極端に言えばチームの消化イニング数とも言えると思います。現実としては、1リーグ時代にはチームのイニング数の半分以上のイニング数、500イニング以上を投げた投手も存在しています。しかし当時と現在では全くローテーションが異なっているので、規定投球回数が現在と同じ試合数×1になった1964年以降に就いて調べて見ました。最多投球回数は1965年の尾崎行雄投手の378イニングで、当時のパ・リーグの試合数140試合の2.70倍に相当します。つまりこの年のパ・リーグは、140イニングから378イニングの間の投手が同じ土俵で防御率を争った事になります。

橋本到選手の肩

2014-01-08 14:24:24 | Weblog
2008年ドラフト4位、高卒で読売ジャイアンツに入団した今年24歳になる、右投左打の外野手です。その強肩ぶりに昨年最も驚かされた選手です。読売ジャイアンツの主催試合の場合、昭和40年代頃のあからさまな読売ジャイアンツ一辺倒の中継程ではないものの、勉強不足の解説者やアナウンサーが殆どの為、音声を消して他の試合のサブ的な環境で見る様にしています。その為かあまり真剣には見ていなかったのですが、7月ヤクルトスワローズ戦でのライトからサードへのワンバウンドの送球を見た時は、本当にびっくりしたものです。ライトフライを捕球してからの素早い送球ともの凄く強い肩は、俊足走塁センスに優れていると評価されているヤクルトの川島慶三選手を余裕でサードで刺してしまいました。その送球も同じ強肩でもイチローの様な助走を付けて投げるのではなく、早いモーションで行われていました。最近の日本プロ野球での外野手の肩の強さとしては、アレックスオチョア選手以来の衝撃かと思います。肩だけでも十分メシが食っていける選手と言っていいかと思います。

率の記録(シーズンと通算) (4)

2014-01-07 13:02:19 | Weblog
前回の中畑清選手と他3人の素晴らしい打者との例程ではありませんが、以前紹介した事もある張本勲選手の9666打数3085安打の打率0.319とレロンリー選手の4934打数1579安打の打率0.320や、長嶋茂雄選手の8094打数2471安打の打率0.305と中西太選手の4116打数1262安打の打率0.307は、分母となる打数が前者はおよそ倍程あり、矢張り同じ土俵で順位付けしたり論ずるにはどうしても疑問を抱いてしまうものです。ここからは個人的な意見になりますが、シーズンでの打数の差の1.55倍を一つのメドとして欲しく思います。具体的に言えば、4500打数以下の打者は7000打数以下の打者との比較、以下5000打数以下で8000打数以下、5500打数以下で8500打数以下、6000打数以下で9000打数以下、7000打数以上で初めて10000打数以上の打者との比較、順位付けをして欲しく思ったりします。細かな数字に拘り過ぎかとはおもいますが、どうしても分母の差、打数の差があり過ぎる打者を同一線上での比較はして欲しくないものです。