3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

強肩外野手(15)

2014-01-06 13:17:41 | Weblog
昨年7月、京セラドームのオリックスバファローズ対西武ライオンズ戦、甲子園の阪神タイガース対読売ジャイアンツ戦を見てきました。練習や試合を見て最も感じたのが、阪神タイガース外野陣の肩の弱さです。京セラドームではオリックスの糸井嘉男選手、西武ライオンズの秋山翔吾選手の肩を含めた守備を間近に見たくて、外野席を選びました。残念ながら補殺のシーンは見られませんでしたが、リーグを代表する彼ら二人の優れた守備力は矢張り近くで見る価値は十分あったかと思います。一方翌日観戦の甲子園での練習や試合では、阪神タイガース外野陣の守備力、特にその肩の力が、あまりにも見るに耐えないというか、酷いものを見せつけられた思いでした。観戦当日、打撃の力はかなりの衰えを見せてはいるものの肩の力では未だにリーグ屈指の強さを誇る福留孝介選手が故障の為登録されていない事もありますが、各外野手の送球が本当にスピードも勢いもなく、阪神ファンの一人として改めてがっかりしたものです。当日はマートン以外は打撃に優れている外野手は出場していないだけに、広い甲子園に相応しい外野陣とは全く思えないものでした。

率の記録(シーズンと通算) (3)

2014-01-05 17:14:54 | Weblog
通算での最多打数は、メジャーではピートローズの14053打数、日本では野村克也の10472打数になります。メジャーでは最低規定打数の2.81倍の範囲内、日本では2.62倍の範囲内に入る打者が同一線上で打率を争っている事になります。シーズンでの現時点で範囲内1.55倍と比較するとあまりにも範囲が広すぎる様に思えてなりません。何処かに規定の数字を設けなければいけないので仕方のない事なのでしょうが、通算記録の場合はあまりにも範囲が広過ぎると思えてなりません。選挙での一票の格差とは違うものの、どうしても分母数の差を感じずにはいれません。少し例を出して見ます。人気こそあるもののその実力から過大評価としか思えない打者、中畑清選手は4458打数1294安打の打率0.2902であり、この数字は門田博光選手の8868打数2566安打の打率0.2893、江藤慎一選手の7156打数2057安打の打率0.2874、大杉勝男選手の7763打数2228安打の打率0.2870等の選手を凌ぎ、通算打率では上位にランクされています。上記の選手全員デビュー時から見ているだけに、通算打率ランキングで中畑清選手が上にランクされているのを見る度に、4000打数以上という通算での規定打数に不満と言うか疑問を持たずにいられないものです。

率の記録(シーズンと通算) (2)

2014-01-04 16:06:49 | Weblog
2013年度のチームの1試合毎の平均打席数を調べて見ました。最も少ないチームで3.78打席、最も多いチームで3.88打席でした。年度によって当然数字の違いはあるでしょうが、年度毎のもの凄く大きな誤差はないかと思います。単純に平均すれば7番打者か8番打者で最後の攻撃が終わるという事になろうかと思います。つまり毎試合7番か8番を任されている打者でも、1試合にほぼ4打席あるとも言えるのでしょう。シーズンでの歴代最多打席数はメジャーではジミーロリンズの778打席、日本では西岡剛の692打席で1試合平均ではどちらも4.80打席になります。シーズン毎の打者の率の記録はこの3.1打席から最多でも4.8打席の範囲内で争われていたと言えると思います。数字で言えばおよそ1.55倍の打席数の範囲内の選手が率の記録を争うと言う事になります。現在144試合制の日本では、446打席から最多のケースで692打席の範囲内でした。しかし通算での打率の記録の規定数は、日本が4000打数以上、メジャーでは5000打数以上が一応の基準とされています。何故打席数ではなく打数なのかは今回は言及しませんが、前記の数字以上の選手が全て同一線上で順位付けがなされてしまいます。次回続けます。

率の記録(シーズンと通算) (1)

2014-01-03 13:51:11 | Weblog
最近はメジャーリーグを始めとして選手の力量を示す為、色々な数字が出される様になってきており以前と状況は変わりつつありますが、打者の力量を示す数字としては、打率、打点、本塁打の三部門の数字が矢張り重要視されているかと思います。その内打率に関しては日米共に規定打席以上とされています。投手の規定投球回数は時代の変化、ローテーションの変化や分業制を鑑みたのでしょうか、かなり以前から試合数と同じ数となっています。一方規定打席数は試合数×3.1とされています。日本では昭和34年からこの規定になっている様です。野球を見始めた頃から未だに現在も疑問に思っているのは、何故試合数×3.1なのだろうかという事です。もの凄く極端な話で現実性は全くないのですが、毎試合完全試合をされて敗れるチームは、そのシーズンチームから誰ひとりとして規定打席に達しない事になります。又裏の攻撃で残塁がなく本塁打のみの1点で勝利したチームの場合は、8回裏の7番打者がそのチームでは最後の打者になるという事になります。前記の様な勝ち試合9回裏の攻撃がない場合は例外とすると、どの試合でも単純に全選手に最低でも3回打席が回ってくる訳なので、試合数×3.0でいいのではないかと、野球を見始めた頃は思ったりしていました。