最近はメジャーリーグを始めとして選手の力量を示す為、色々な数字が出される様になってきており以前と状況は変わりつつありますが、打者の力量を示す数字としては、打率、打点、本塁打の三部門の数字が矢張り重要視されているかと思います。その内打率に関しては日米共に規定打席以上とされています。投手の規定投球回数は時代の変化、ローテーションの変化や分業制を鑑みたのでしょうか、かなり以前から試合数と同じ数となっています。一方規定打席数は試合数×3.1とされています。日本では昭和34年からこの規定になっている様です。野球を見始めた頃から未だに現在も疑問に思っているのは、何故試合数×3.1なのだろうかという事です。もの凄く極端な話で現実性は全くないのですが、毎試合完全試合をされて敗れるチームは、そのシーズンチームから誰ひとりとして規定打席に達しない事になります。又裏の攻撃で残塁がなく本塁打のみの1点で勝利したチームの場合は、8回裏の7番打者がそのチームでは最後の打者になるという事になります。前記の様な勝ち試合9回裏の攻撃がない場合は例外とすると、どの試合でも単純に全選手に最低でも3回打席が回ってくる訳なので、試合数×3.0でいいのではないかと、野球を見始めた頃は思ったりしていました。