一昨日阪神タイガースの金本知憲選手が通算431号を放ち、これが丁度200人の投手から奪った本塁打であり、この200人という記録は清原和博、タフィーローズに次ぐ3人目の快挙と言う事です。しかしその時ふと疑問に思ったのが、868本塁打の記録を持つ王貞治は200人以下の投手からしか本塁打を奪っていないかという事です。そこで調べて見ましたが、現役22年間で対戦した302人の投手の内183人から奪っています。意外と少なく感じましたが、この数字こそ王貞治が活躍した時代と、現代の野球の大きな違いを表していう様な気がします。つまり投手のローテーションが全く違って来ています。王貞治が入団した頃のエース級は300イニングを超える事も珍しくなく、先発完投以外にリリーフも兼ねる投手が多かったものです。その後、全般的には投手のイニング数は減る傾向にありましたが、現在の様に5日や中6日というローテーションではありませんでした。更に現在は先発、中継ぎ、抑えと分業制が進んでおり、200イニング以上投げる非常に稀な存在となっています。従って現在の方が多くの投手と対戦する機会が増えていると言えるのでしょう。そのローテーションの変化が、この記録を作らせる大きな要因の一つなのでしょうが、清原、ローズの場合は両リーグに所属した事も大きく影響しているでしょうし、又金本にしても同一リーグ内の移籍もあり、更に交流試合の開催に依る数字増もあるのでしょう。
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