何回か紹介しましたが、恐ろしく球の速い投手です。私が今まで見た投手では間違いなく、バートロコロンやランディジョンソン、ビリーワグナー等の快速球投手を凌ぎ、NO.1の速球投手です。先日ヤンキース戦での投球を見ましたが、彼としてはもう一つの内容でした。2イニングスを投げたのですが、腰のタメが浅く、又捻りが不足がちで最速が99マイルと、常に100マイルを軽く越す投球を見せていた快速球投手ズマヤとしては不満足な投球成績でした。しかしストレート系の球は全て94マイル以上を計時し、流石ズマヤと感じさせたものでした。この時の投球を見て、昭和40年代に主に大活躍した広島カープの外木場義郎を思い出しました。ズマヤの球の速さ、スリクォーターよりやや低い位置から投じられる投球角度、更に大きく割れるカーブ等非常に類似しているかと思います。外木場投手も本当に球の速い投手で、好調時には打者を圧倒する投球を見せ、ノーヒットノーラン2回、完全試合1回を達成する等素晴らしい投手でした。しかし二人共、やや横手投げに近い腰の振り方をする為、その切れが悪い時には、棒球になる危険性をはらんでおり、ズマヤ投手にはこの欠点を巧く克服し,自身の記録した104.8マイル(168.6km)以上を是非目指して欲しいものです。