大島康徳の打撃フォームは、初期の頃の上段に高く構える形から、もう一つ個性がないというか普通の強打者のフォームに変化して来ていましたが、残念ながらその時期は私の記憶の中では定かではありません。彼の打撃に関してですが、物凄く分類しにくい打者だと思います。数字的には最高0.333の打率を始めとして、三割を3回記録していますが、毎年三割前後を記録する事もなく、又本塁打も、本塁打王を獲得した年の36本を始め30本以上を3回記録していますが、30本以上の本塁打数を記録した経験のある多くの強打者に見られる様に、不調の年でも20本塁打以上を記録する程の安定性もありませんでした。その不安定さもあり、打点も三桁をオーバーする年もありながら、全く主力打者とは思えない年もありました。つまりその年度による好不調の波が大きく、打撃以外には特長がない事もあり、ほぼ主力選手となった後でも、規定打席に達しない年もありました。彼の打撃に関してですが、バットスピードが物凄く速いという事はなく、又長距離打者に多い、上手くバットにボールを乗せて運ぶという感じでもありませんでした。しかし意外とミートが巧く、必ずしも荒っぽい打撃ではない点等、もう一つ捉えにくい面が彼の長所でもあり短所でもあると思えるものです。
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