松井秀喜(18)

今年の松井秀喜選手の成績に就いては、もの凄く評価していいかと思います。打率は多少低くとも、彼の最大の魅力である長打力は十分発揮出来ていたかと思います。本塁打数は28本と、数字的には彼のキャリアではベスト2の本塁打数ですが、本塁打率では自己ベストの16.3打数に1回の本塁打と、遺憾なく彼の魅力を発揮していたかと思います。今年の打撃スタイルこそ、彼の本来の姿かと思えます。矢張り彼には日本時代10年間で332本塁打、自己ベスト50本塁打を記録した様に、類稀な長打力に最も魅力があるかと思います。彼のパワーならメジャーでも40本塁打近くも可能かと思いますが、逆にそれに近い数字を残すには、かなり無理をせざるを得ない為、今年同様打率面での高い数字は困難でしょう。つまり率も残せ、更に長打も期待出来る打者ではないだけに、彼には日本人打者には稀な恵まれた長打力を、より一層追求していって欲しいと思います。　　　


2009実績　　　142試合　　　0.274 28HR 90RBI