3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

松井稼頭央(5)

2015-04-12 10:50:10 | Weblog
1964年の王貞治選手と2002年の松井稼頭央選手の長打数を比較して見ます。前述の様に本塁打数は王貞治選手55本に対し松井稼頭央選手は36本、二塁打では王貞治選手24本に対し松井稼頭央選手は約2倍に近い46本、三塁打は王貞治選手0本に対し松井稼頭央選手6本と言う数字になります。因みに松井稼頭央選手の二塁打数、三塁打数共にその年パリーグでトップの数字になります。長打で稼いた塁打数に関しては王貞治選手が268塁打、松井稼頭央選手が254塁打と流石に55本塁打が含まれている数字には遅れをとるものの、本塁打を除く長打力ではかなりの差をつけています。松井稼頭央選手はこの二塁打、三塁打の内当時球界ではトップクラスの脚力を活かしての単打を二塁打に、二塁打を三塁打にしたケースもある程度あります。逆に塁上での王貞治選手は悲しいかな並み以下の脚力で相手チームにとって全く警戒を要しない選手でしかありませんでしたが、その当時の塁上での松井稼頭央選手は本当に厄介な存在でありました。松井稼頭央選手の方が打数がかなり多いので王貞治選手より塁打数が多いというのは確かにそうなのでしょうが、今でもシーズン記録の長打数88と言う数字に負う所も大きいかと思います。