松井稼頭央選手は昨日終了時点で1927安打、2999塁打としています。塁打数に関しては西武ライオンズ時代にシーズン塁打数で3回300以上を記録しています。このシーズン塁打数300という数字は、年間の試合数にもよりますが達する選手も毎年非常に少ないもので、あの張本勲、門田博光、土井正博、清原和博選手等の通算400本以上の本塁打の実績を持つ強打者達ですら1回も達成していない記録です。最多記録の王貞治選手でさえ8回という記録になり、安打数とそれに含まれる長打数双方が伴っていないと達成出来ない記録と言っていいかと思います。次に本塁打数は現時点で187本、日本に復帰後は最高で2013年の11本、他の年も二桁に届かず、今シーズン中の達成は厳しいかと推測します。もし13本塁打を放って達成する様なら、現状の打撃スタイルからして打率の数字がかなり低迷し、長打を狙ったやや粗い打撃をした時のみ可能かと思います。もはやかっての30本塁打以上を放ち打率も3割を超える数字を残せる選手ではないと言えると思います。