スピードガンとpitch f/xの球速、球種に於いての数値を2013シーズンのアロルディスチャップマン投手をモデルとして少し触れてみたく思います。チャップマン投手は私が今まで見て来た投手で、日米を問わず右腕のジョエルズマヤ投手と共に最速投手と思います。左腕の最速がチャップマンであり右腕の最速がズマヤ投手と断言していいかと思っています。そのチャップマン投手の今シーズンの球速と球種を書き出して見ます。スピードガンの数値では、全投球の内85.4%を占めるファストボールの平均球速が98.3マイル(158.2km)、残りの14.6%を平均球速87.1マイル(140.1km)が占めています。メジャーでは95マイル(152.9km)プラスという表現で95マイル以上の球速を速い球とされている様ですが、チャップマン投手は63.2イニングの投球回数ながらも実に902回記録しています。チャップマン投手のファストボールの投球数は955回なので、94.4%の割合で95マイルを超すファストボールを投げている事がいえるのでしょう。因みに100マイル(160.9km)以上は282回なので、こちらの割合は29.5%になります。