ブルースロンドン投手は、スピードガンの計測によるとファストボールを297回投げています。100マイル以上の計測が144回という事はファストボールを投じた内の48.5%、およそ2回に1回100マイルを超している計算になります。この割合は両リーグトップの100マイル超え282回のアロルディスチャップマン投手をもかなり凌いでいる事になります。又最速も102.8マイルとアメリカンリーグのトップであり、103マイルを投げる投手の触れ込みは嘘ではない事を証明してくれています。しかし何故活躍できなかったかと言うと、コントロールや投球術不足もあるのでしょうが、手元での伸びや切れに若干欠ける感が否めません。変化球はスライダーとチェンジアップの2種類しかない感じですが、抜群の球速があるのですから敢えて増やす必要はないかと思います。但しpitch f/xの表示を見ていると明らかにチェンジアップと思える90マイル位計時したボールをファストボールとされているのを何回か見ました。これはあくまでも推測ですが、pitch f/xがその変化の少なさからチェンジアップと認識出来なかった様に思います。来シーズン、もう少し腰の捻りを増し、打者に正対しないフォームに改良出来れば、球速からしてクローザーになれる可能性は高く、本当に期待したく思います。