3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

格(1)

2012-03-25 14:31:54 | Weblog
2009年、WBCの代表に選ばれたマー君こと田中将大投手は、自身の背番号18番は、当時日本のエースとして見られていた松坂大輔の存在がある為、着ける事が出来ず、次回は是非18番を着けたい旨の発言をしていました。代表選手として背番号が重なった場合、具体的にどの様な過程を経てどちらの選手が着用する決定をするのか知りませんが、基本的には前年の成績のみならず、その時点まで積み上げて来た実績を鑑みると言うか、ネームバリューつまり格を重んじて決定している様な気がします。その時点でプロ2年間で通算20勝の田中将大の格は、日本で通算108勝、メジャーの2年間で通算33勝であり、8歳年上の松坂大輔とは比較の対象にすらならなかったと言っていいかと思います。松坂大輔が自身の背番号18を着ける事に、異論のある人多分はいなかったと思います。もしその時点で、田中将大投手が昨年の様な成績を2年連続して挙げていたとしても、背番号18は着ける事はなかった様に思います。実際のエースは誰かという事とは関係なく、その選手がそれまで積み上げてきた有形無形のものが、格となって現れて来ている様な気がするものです。