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日米を問わず名選手を紹介。

予告先発(2)

2012-03-08 15:12:49 | Weblog
昭和30年代のパリーグのエースと言えば、圧倒的な成績を残した、稲尾和久と杉浦忠が先ず挙げられるかと思います。二人の対決での通算勝敗は24勝24敗、数字的には全く五分となっています。33年、杉浦忠が入団してからの成績である事、二人とも30年代の終わり頃以降、故障の為投板回数が減っていった事を考えると、そんなに長くはない期間に二人の対決は結構あったと言えるかと思います。当時のエースは、彼等二人以外にも、先発もリリーフもこなす投手が多いものでした。少し違う言い方をすれば先発が彼等エース級でなくとも、それなりにリリーフとして登板して来る彼等を観る機会はありました。同じく30年代半ばの頃ですが、金田正一投手を観たく、神宮球場で行われた対読売ジャイアンツ戦のダブルヘッダーに、父親に連れて行ったもらった事があります。嬉しい事に金田正一は第1試合の最終回に登場、更に第2試合にも先発してくれました。現在はダブルヘッダー自体がないのですが、当時或いはその後も№1左腕投手の投球を2試合も観れ非常に満足した事を覚えています。今回何を言いたいのかと言うと、当時は3、4人の先発でローテーションを組み、それ以外の投手は負け試合での登板というパターンが多かったという事です。しかし現在は先発ですら最低5人はおり、基本的には6人で組むチームが多いものです。つまり昔と違いレベルの低い先発投手を観せられるケースは明らかに増えているという現実です。