3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

笠原栄一

2011-09-24 23:35:22 | Weblog
ドラフト1位でロッテオリオンズに入団し、その後ダイエーホークスに移籍するも、1985年から1996年まで在籍した右腕投手です。しかし実働一軍登板は、7年間に終わっています。記憶が間違ってなければ、1984年のドラフト前から少し騒がれ、ロッテの意外なドラフト1位指名で更に騒がれた選手でした。公称188cm、84kgと細身の長身で、一見速い球を投げれそうな投手と、多くの人が期待したのでしょう?しかし現実は厳しく、結局12年間のプロ生活で1勝も挙げる事が出来ずに終わりました。当時彼に就いて語られる時、制球難が大成を阻んだという意見が多いものでした。確かに通算49イニングで44四死球は多過ぎるものでしたが、それだけではなく、プロで通用する伸びのある球を投げれなかった事に尽きるかと思います。ややスリークォーター気味の位置から投じていましたが、一流投手に必須な肘の撓りに乏しく、押し出すような感じでした。球速も私がテレビで観た限り、140km台でした。厳しく言えば、大化けすればという期待だけで、プロに12年間在籍した投手と言っていいかも知れません。



通算成績    22試合    0勝8敗    防御率 6.98    35奪三振