3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

岡村浩二

2011-01-23 21:48:21 | Weblog
昭和36年から49年まで、阪急ブレーブス、東映、日拓フライヤーズ、日本ハムファイターズで活躍した右投右打の捕手です。公称175cm,80kgとなっていましたが、実際の体重はもっと多くあった様に思える程、所謂捕手体型といっていいと思える体格でした。晩年移籍していますが、私の彼へのイメージとしては阪急フレーブス時代しか思い浮かばない感じです。昭和40年代に入り優勝を争うチームとなった阪急ブレーブスに於いて、彼は正捕手の地位につきます。当時の彼の最大のセールスポイントと言われていたのが、他に比肩する捕手があり得ないと表現される程の、本塁上での突っ込んでくる走者をブロックする力でした。そういう場面に出くわすことはそう多くはなく、残念ながら実際に彼のブロックをそう多くは見た訳ではないのですが、頑健な体を利しての、得点を防がんとする彼のプレーは未だ結構覚えているものです。打撃に関しては、打率は低いものの長打力はあり、意外性を秘めているという評価が当時多かったですが、あまり優れているとは言えませんでした。体型のせいもあるのでしょうが、特に内角球に対して、綺麗に振り切る事が出来ず、やや詰まりながらの打球が多く、秘めているパワー程の長打力は発揮出来なかったと思います。又かなりの鈍足だった事も何故か忘れられないものです。



1370試合   848安打    0.224     85本塁打      395打点