今年も懲りずに松坂大輔投手の成績を予想して見ます。残念ながら大きな期待は出来ないかと思います。毎年書いていますが、どうしても球の速さが気になります。インサイドエッジ社の集計したデータを、ネットと月刊スラッガー2月号で見る事が出来ました。そのデータによるとレッドソックス入団後、彼の速球系の平均球速は年度別に91.9,91.8,91.1,92.0マイルとなっています。実に安定した数字になっていますが、この数字はメジャー登板の全投手の速球系の平均91.2マイルをやや上回っていますが、決して速い部類には入りません。又変化球の種類は多い方かと思いますが、コントロールが安定しない事もあり、今の彼の投手としてのスタイルは、当然本格派ではなく、又技巧派にもなり得ない、非常に中途半端な位置にあるかと思います。又メジャーのマウンドの硬さもあるのでしょうが、日本時代程、沈み込むフォームが出来ず、かって見せてくれた様な、消え去るスライダーが影を潜めていると思います。今の力だとレッドソックスの先発投手での順位は、5番手かと思います。球速もそうですが、打者を圧倒する様な凄味や切れのある球のない彼には、多くを期待するのは無理なのでしょう。(1マイル=1.609km)
予想成績 28試合 179イニングス 10勝10敗 4.28 148奪三振
予想成績 28試合 179イニングス 10勝10敗 4.28 148奪三振