松井秀喜はメジャーに行ってから、被三振率が日本時代より減っている珍しい選手です。日本時代は約5打数に1回の三振でしたが、メジャーでは約7打数に1回と逆に減っています。ここに彼のメジャーでの打撃スタイルが見て取れるのではないでしょうか?つまり唯一の長所のパワーを捨て、クラッチヒッターに徹したいという姿勢が汲み取れます。確かに昨年までは、0.290,25本塁打,100打点を叩き出す堅実な打者というイメージは確立したでしょうが、逆に言えば、もう一つ魅力の少ないどのチームにも存在しそうなレベルの選手という印象に終わるのではないでしょうか?日本では元巨人の選手という事で、その力以上に取り上げられていますが、多分アメリカでの評価は決して高くはないでしょう。是非彼には、その恵まれたパワーを活かし0.250でもいいので、40本塁打以上を目指すべき選手になって欲しいものです。つまり彼にはもっと三振をしてもいいから、思い切って本塁打を狙える選手になって欲しいものです。