3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

潮崎哲也

2008-03-11 21:32:08 | Weblog
平成2年から16年まで、西武ライオンズで大活躍した右横手投げの投手です。サイドスローから投じる速球は、最も速い時には150km近くに達し、伸び、切れ共に素晴らしいものでした。投球フォームは腰のタメを巧く活かし、リリースの時点で最大限の力を発揮している感じでした。しかし何と言っても、彼の最大の武器は、打者から消えるとまで言われた、威力抜群のシンカーでしょう。現在まで色々な投手の、変化球、更には魔球と呼ばれる球を見てきましたが、その内でも間違いなくベスト3に入る位の変化を、彼のシンカーは見せてくれました。正に消えるが如く、打者の視界から見る事の出来ない程の変化でした。同年代の高津臣吾のシンカーも評価が高かったですが、全く比べ物にならない位の差があったと思います。セットアッパーとしての役割が多かったですが、その後に出てくる鹿取義隆より、遥かに球速、変化球の切れは上回っていました。しかし決して大きくはない体には、負担だったのでしょうか?平成9年に先発に転向し、活躍した以降、徐々に成績を落としていったものです。



通算成績    523試合   82勝55敗   967奪三振    防御率 3.16