昭和56年から平成9年まで、近鉄バッファローズで大活躍した二塁手です。攻守走3拍子揃った格好のトップバッターでした。公称166cmと小柄ながらも、結構思いきった打撃をしていました。やや足を上げ、叩きつける様な感じの引っ張る打撃スタイルで、彼の流し打ちを見た記憶は殆どありませんでした。昭和59年には29本塁打を記録しています。しかしこのタイプの選手は、あまり多く本塁打を打つべきではなく、彼も例外ではなく、やや粗さが目立ち、それが災いしてか3割到達が1回のみ、生涯打率も0.280に達しませんでした。しかし彼の最大の長所は、そのスピードでしょう。俊足を活かし、昭和58年には福本豊の14年連続の盗塁王を阻止し、その後計4回盗塁王を獲得しています。又守備も、肩は特別強いわけではありませんでしたが、スピードを活かし素晴らしいものでした。2000本安打の有力候補と思っていましたが、残念なことに、平成3年以降徐々に成績を落とし、2000本にあまり近づく事無く引退していったものです。
通算成績 1892試合 1824安打 0.274 148本塁打 654打点 415盗塁
通算成績 1892試合 1824安打 0.274 148本塁打 654打点 415盗塁