大造じいさんとガン 3.3-2

T：まず、前時を振り返りましょう。
S：大造じいさんが心を打たれたのはなぜかを考えて、②つのことがあることが分かりました。
S：棟梁としての振るまいと、仲間を助ける姿との両方です。

S：無意識に銃を下ろしたのは、いるはずのない残雪がいたから。

S：無意識は、自分のしていること気付かないです。だから、自分でも銃を下ろしたって分かっていない。
S：構えていたのに、自然におりていた。
S：気付いたら下ろしていた。

S：無意識に下ろしたんだから、感動して下ろしたわけじゃない。こんな感じ。

S：この時間は、なぜ無意識に銃を下ろしたのだろうというミニ問題からです。

S：感心したから。
S：いや、感心は絶対ないよ。だって、感心したら無意識に下ろさないよ。
S：感心したのなら、おおすごいって、思って下ろす。

➀頭が真っ白になったから。
②あることに集中したから。
S：あることって？
S：残雪を打つより大事なこと。
③あまりのことなので、納得ができなかった。

S：頭が真っ白になったのは、この緊張した場面でちょっと違うように思います。
S：残雪を打つより大切なことがあったら、何と思ったかにはならないと思います。それって、思っているじゃないですか。思わないだから、思いもしないことだと思います。

S：全員一致で、③

 

       

ミニ問題　あり得ないこととは何か？

？？？？？？？
T：これは、図を書いて調べてみると分かるかも知れないよ。
S：大造じいさんは、ここにいて、
S：残雪は、仲間を率いて粟の岳の方面に逃げていく。
S：おとりのガンは、大造じいさんの方へ向かってくる。
S：おとりのガンは、大造じいさんの射程距離にまでもどってきたが、ハヤブサに一蹴りされる
S：そこへ、残雪が来る。

S：あれっ、残雪って今こっちに行ったんじゃない。
S：少なくても、300m以上は大造じいさんから離れている。
S：それが、急に100m以内に来ている。

S：ありえない。
S：残雪がここに居ることは、あり得ない。
S：だから、何がおこったの？どうしてここに居るの？って、あまりのことに納得できない。
S：よくわからない。
S：だから無意識に銃を下ろしている。

S：じゃあ、ここで感動なんかするわけないじゃん。
S：あれっ、何が起きたの、って思ってる。
S：57は心はうたれっこない。
S：57段落では、心は打たれていないことが分かりました。

 

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