トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

コブを削るは身を削る

2021-12-04 | 今日は真面目に
 11月の定例会で山のコブを削り凹みに運び整地を始めたのだが、それをきっかけに小生は独りでも作業をやる気になった。老々男女、爺婆だけの6人の作業で開始したら随分とはかどったようにも思えて「これなら残りは独りでも…」の気分になったのである。雨天やミカン切りのボランティアの日を除き、この日で開始から4回目の作業日、一人では3回目である。投じた人工は都合9人工になるが、この計算で残りを見積もると残り3人工、助っ人は期待できないので独りで3日の作業日を要することになる。

 それでもずーと懸念・課題だった整地と言うか地拵えの目鼻が付いたから安堵感はあるものの、やはり腰は泣き所で注意しながらの作業を続けなければならない。この日の作業は道具小屋の鍵を忘れたから開くことが出来ず、唐鍬や3本鍬などを使えなかった。しょうがないので車載のスコップだけの作業になったが、土を崩したり広げたりはスコップでは不如意で、道具の有難さを実感したのだ。
 窪みに一輪車で運んだ土の小山を広げていた時に斜面に咲いている在来種タンポポを見つけた。この場所は例年早くから開花する場所で、北側が尾根の斜面で南向きの傾斜地の懐と言う地の利があるのだろう。今回、コブ山の掘削と窪みに土を投入していることで両方の地表のかなりの面積を破壊し開花可能区域を失う事になるけれど、次のシーズンには回復するだろうと思っている。

 今まであった地表の植生を破壊はしたものの復活するはずで、それよりなによりも整地された平坦部が広がった事の方にメリットがある。刈り払いや移動の容易さと安心感、それは年に数回テントを張るボーイスカウトの支団員にとってもそうなのだ。身を削り腰痛再発におののきながらの作業なのだが結果は余りある。