トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「殿の二種」

2021-12-09 | 小父のお隣さん
 12月に入れば今期のトンボ見納めがいつになるかが愁眉の的である。フイールドで見納めになる場所は定位置があって、他の場所は日照が届かなくなったり、届いていても吹き曝しだったりで姿は消えている。トンボ池の一画、六畳~八畳程度の日向が唯一望める場所なので、とにもかくにも気温が上がった頃を見計らい脚を運べば済むのである。

 今日9日、帰宅前に立ち寄っても飛翔するのは稀になっているから丹念にゆっくりと地上付近の日溜まりを探していくしかないのだった。採餌のために飛翔した一匹の姿を認め着地した付近を捜したがなかなか発見できない。乱視と遠視と視覚中枢の老化によるのだろうが、相手は枯葉の上だと紛れもなく迷彩効果があるのだ。ようやく確認できたマユタテアカネはこの個体だけであった。

 マユタテアカネより視認できた数は多いのがオオアオイトトンボで、多いと言っても片手で済ませられる数しかカウントできなかった。それでもまだ連結体がいる。どういう訳かマユタテアカネの連結体はオオアオイトトンボより早く消えてしまう。このカップル、目出度く受精が出来たとしても果たして樹皮に産卵できるだけのスタミナを持っているのだろうか。全く無縁の他人事ながら気になる小生であった。
 写真を見ていて初めて気が付いたのだがメスの翅は閉じられている。ほとんどは広げて止まる習性なので珍しい。

    

小手先の術「指間ローラー」

2021-12-09 | 何よりの楽しみ
 雨降りお憑きさん家の中 暇を潰すにゃ如何にする 独りで鋸動かして 冷える指先温める コロコロ コロコロ ゴム付けたローラー転がし 気持ち良い てなもんや三度笠。
 言わずと知れてる、いいえ痴れてる、いつも通りの阿呆丸出しと言うべきか耄碌健在と言うべきか老いたりと言えども寝たきりではない幸せ。寒くなると指先が冷えるのは毎度の事で、保温手袋を装着し作業に入ればほどなく回復して普段の皮手袋に切り替えられるのもいつも通りなのだ。しかしどっかでこの悪循環を断ち切りたくて指先の血流を促す「指間マッサージ」をローラーで容易に出来ないか考えてみた。

 1案は指の骨を両側から同時に刺激する2ローラータイプでもう1案は1ローラータイプだ。2ローラータイプは両側を同時に刺激するから効率が良いが指の又の中には届かない、一方、1ローラータイプは径が大きい事もあり指の又の中にも届く。まあ、「一長一短」なのであるがどちらが効果があるかは分からないから、暇に飽かせ工具を並べた事もあり2種を用意してみた。ゴムの部分は「Oリング」を使ったのだが太目でシリコン製が欲しかったもののホームセンターでは販売は無いから理想にはちと不足だ。

 試作品を足の指で試してみる。軽くコロコロ押しているだけで気持ちが良いのは確かなのだが効果のほどは続けてみなけりゃ分からない。こういう物は自分を実験台にするよりも冷えに悩む諸氏令嬢など他人で試験した方が良いのは分かりきっているけれど僻地姥捨て山では孤老のあり様、まあ、爺我自賛の自己満足の暇つぶしと果ててしまう予感が大!。
 それでもこういう暇つぶしがあると薄ら寒い縁台での工作も苦にならず行える。時々は生姜入りの自家製クラッカーを頬張りつつこんな事で、これはこれで良き薄ら寒の小雨の日となったのだ。