トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

刈り出しして1年

2021-12-27 | 今日は真面目に
 東奥の斜面、昨季に境界樹だった大マキの樹列を大量に伐採し地拵えの結果、明るくなった斜面には「刈り出し」したように数本の柑橘樹がある。全ての樹形が箒を立てたように光を求め上へ伸びた形だったから結実していても日光不足で酸っぱい果実ばかりだった。
 刈り出して丸1年、そろそろ落下もあるだろうと見に行ったところ10個ほどを拾うことが出来た。樹形は昨季とそれほど変わらず結果数もほどほどだったから目に見えた効果も無かったのだが帰宅して試食してみたところ、これが何とも爽やかな味だった。甘味は少ないし酸味も少なく物足りないと言えば物足りない味わいだけれど爽やかな味になっていたのは間違いない。

 今後、数年を掛け枝も広がり光合成も多くなれば昔の品種ではあるけれど、それなりに味わえる柑橘になりそうだ。写真は夏みかんの樹だが他に3本、温州ミカンが3本、ユズが2本とまあ、肥料などを与え手入すればそれなりの収穫が見込まれる。ユズはお風呂に、温州ミカンは生食で、夏みかんも生食になるだろうか、とにもかくにも楽しみが増した。

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今日のエッ!品「きな粉とヨーグルトのクラッカー、ゆかり入り」

2021-12-27 | 何よりの楽しみ
 クラッカーはスイーツなのかお菓子なのかそれが悶題なのだが、ここは真実一路食べるために専念する。以前より「きな粉のクラッカー」を作ってみたかったのだが、この日ようやく達成できたのだ。
 きな粉にヨーグルトを入れ粘度を調整しては見たものの「焼いて固まるか⁉」と懸念が出たから卵を1個入れてみた。案の定、緩さが出てきてきな粉を更に投入したのだ。作ってみて理解できたのは「卵1個」でも生地の固さに大きく影響する。「入れるか入れないか」でいつも悶々とするのだった。

 今回は生地を伸ばし収める枠を使ってみたら丁度収まる量だった。枠の周囲には4cmごとの印があるから、ここを目印に包丁目を入れておけば焼いた後には綺麗に割れる。生地が緩くて型どり出来ない塩梅でもクッキングシート上で延ばせば、そのまま滑らして深皿に収める事が出来るようになり楽に感じる。生地の調整が曖昧なので、いつもこの段階で四苦八苦していたのだが、これで解消した。

 焼きはいつも通り170度15分で終わり。焼き上がりも冷えてからも残存水分量が多いのでシットリ感がありパリッとしたクラッカーの口当たりが無い。二度焼きすれば大丈夫と思ったものの、そこまでする必要もない自産自消の産物である。
 やはりクラッカー特有のパリッとした噛み応えは小麦粉を混入しないと出ないのが理解できた。芋にしろ牛乳にしろ、トマトにしろ原材料単体では二度焼きしても粉が入ったパリパリ感は無理だった。

 今回の代物「きな粉にヨーグルト」これにゆかりを加え塩味と紫蘇風味を得たかったのだが塩味が出過ぎてしまった。店頭には紫蘇だけの商品が無くなり「混ぜご飯用の塩入」だけになったので仕方が無い。ドリンクとしての「きな粉にヨーグルト」は健康飲料と喧伝されているようだが流動体でなく固形物で咀嚼し唾液を出す方がより一層、健康食品になると思った今日のエッ!品である。そう、ベビーの涎はお口の健康を守っているし爺爺の涎は食欲か好色か本人でも分からなくなった年の瀬なのだった。いいえ、歳のせい・・・。

           

*今日の一句「望郷」

2021-12-27 | 感じるままの回り道
                 首縮め凍み野沢菜の朝餉かな