トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

夏の除伐が活きた・・・

2021-11-24 | 感じるままの回り道
 北側の平坦部、夏ごろに混みあってきたヤマザクラを主に半分ほど除伐して広く日当たりも良くなっている。低草池で維持管理するつもりの区画なので春には在来種タンポポの原っぱとして一段と鮮やかになるのを期待している。
 そんな折、ボーイスカウトが土日の一泊二日でキャンプをするとの事で当日の朝、担当者に「今まで散らばってテントを張っていたのを夜間のリスク管理や植生の踏圧傷みを制限するため、まとまってください」と伝えたのだが、翌朝行ったところ見事なテントサイトになっている。先日、法面に段々も設えた結果、安全性も向上したはずだ。

 「リスク管理上」の意味合いは両者に存在し、当方には広範囲なテントサイトで踏み荒らしや刈り払いを避けられ環境保全が維持できるし、相手方には全体を管轄するに容易で、特に夜間の安全確保や防犯には役立ったはずである。ただ日中はともかく夜間のトイレとなると駐車場まで行かねばならない面倒さが生じるのだが段々の設えで法面の移動は安全になったとは言え、女子隊員も少なからず入っている。その都度複数で行き帰りすれば良く、駐車場には引率管理者のテントも有るのだけれど、既に使わなくなったトイレ用テントを使わせてみた。
 これは活動を始めた当初に購入し組み立てだけしたまま道具小屋で忘れ去られた物品だ。使うにしろ使わないにしろ試用をゆだねたのだがテントサイトの端に設えてあって実際に使用していた。捨てるはずの備品が十分役に立ったのは祝着至極である。