トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

トンボ池の小島

2021-11-05 | 水辺環境の保全
 突端台地に移植したのだが、まだ庭には使える苗が残っている。そこでミソハギや葦が席巻してしまったトンボ池の小島にもボタンクサギを移植した。都合小苗2本づつ5カ所に植え付けしたが複数本で植えたのは地下茎を伸ばして繁殖していたのを切り離した結果、細根が少ないゴボウ根の苗木になり、植え付け後の枯れ死リスクを減らすためである。庭には移植したと同じ程度の抜きたい数がまだ存在するが、とりあえずフイールドに定植で来たので残りはロングポットで冬越させて春の芽出し状況で補植する算段をする。

 昆虫には有意義な夏植物のミソハギと言えども、周囲を圧倒させるほど席巻されてしまうと環境が単純化する。これでは景観的にも楽しめる要素は無いし期間的にも単純化されてしまうから混植・混在は大事な要素だと思っている小生である。来季になるが春の萌芽の頃に葦やミソハギが芽生えてきたら浸透性の除草剤をスポット散布して駆逐する予定で、これにより小島はネムノキとムラサキシキブ、ボタンクサギで構成されるはずだ。ボタンクサギの地下茎による拡散性の強さは理解できたから、小島と言う閉鎖地盤ではそれ以上に広がる心配はなく突端台地は周囲をネザサの侵出を阻む防衛ラインの刈り払いを行なっている結果、こっちも抑制できるので席巻の心配はないだろう。

           

**今日の都々逸

2021-11-05 | 小人閑居して憮然
                責など覚えぬ
                国庫の鼠族
                赤字アカンベー
                蛮振る舞い ハアコリャコリャ

イボクサも厄介者

2021-11-05 | 小人閑居して憮然
 水域には水域の環境を好む植物が繁茂する。当初は「コナギ」が水域全面を覆うほどに繁殖して生育期には2~3回の抜去を行って数年、ようやく下火になったけれど油断は禁物で1シーズンで席巻するだけのタフさはある。次に悩ませたのはキシュウズズメノヒエで、今期も数回の抜去を行ってきたが、既に復活している。その中で新たに割り込んできたのが「ブタクサ」で、これもたちが悪い。抜去しようとするといともたやすく切れてしまう。感覚的にはあの「プチプチ」に通じるものがある。大株になってしまったものはレーキや四本鍬で引き抜いてみようとしてもプチプチ切れのため大半が残ってしまい、この草も手取りが必須なのだ。

 さーて、どうしようかと思案投げ首していても終わらない。結局は水域に立ち入り手抜き作業で抜くしかない。まあ、何というか水域の厄介者に限らないけれど薬剤は使用できないから頼りは老骨に鞭打たれるこの身だけであった。かくして腰の痛みと腕の痛みは隠せず湿布を見せて「痛み自慢」の自嘲的挨拶の日々。
 水域に繁茂する厄介な除草は、それだけで三途の河原で積んでは倒される石積みに等しい。まあ、石でないだけに目には優しいけれど除草を続けるのには意思を要する厄介者である。

       繁殖の仕方