トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

初めて見た分蜂

2017-07-22 | 小父のお隣さん
 朝、出勤?途中、横断歩道を通る学生の自転車をやり過ごしていたら、角のクチナシの傍を通る学生全てが頭を下げて行く。何気に目を向けたら虫が飛翔中だ。一瞥して分蜂だと理解した。
 小生にとっては初めて見る分蜂で、近くの住宅前に停車して確認に行った。大きさはバレーボール程で西洋蜜蜂だった。

 回収したかったのだが頭部を覆うネットは家の倉庫の中で、顔丸出しで枝を切り取る蛮勇は持っていない。残念な思いでフイールドに向かった。帰路、立ち寄ったけれど、既に蜂の姿は無く、いつもと変わらぬ風景に戻っていた。今でも少し悔やまれる気分が残る。

              全体象       接近した   

**政を為すは人にあり

2017-07-22 | 温故痴新
こんな人声の限りを尽くしても耳穴開かず振る両手かな
        鈴虫の声のかぎりを尽しても長き夜あかずふる涙かな        桐壺

ごましおの乱れも知らずぶち上げる不味くないかい民に疑念は
        黒髪の乱れも知らずうちふせばまづかきやりし人ぞ恋しき      和泉式部

まこと風そらす算段無しとせば小安すらさえしずこころなし
        あらき風ふせぎしかげの枯れしより小萩がうへぞしづこころなし   桐壺 

道険しあざとき手練鼻つまみ勝ち見えなくも行為企む
        陸奥の安積の沼の花かつみかつ見る人に恋ひやわたらむ      詠み人知らず

つつめども隠れぬものは役職の身より余れる小細工芝居
        つつめどもかくれぬものは夏虫の身よりあまれるおもひなりけり   詠み人知らず