トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「帯と斑の違い」

2017-07-21 | 小父のお隣さん
 フイールド駐車場の芝草が伸び、足に絡まる様になって来たから「駐車場まで刈り払いの時期か…」とうんざりしつつ眺めていたらトンボが目に付いた。翅端が黒いから今季初見だと直感する。
 ノシメトンボかリスアカネの類とは思わず、ときたま出現するマユタテアカネの個体差の範囲と思って顔面の模様を確認しようとしたのだが、明確な黒斑はない。

 撮影して図鑑対照したらノシメでもリスでもなさそうで「ミヤマアカネ」に近似しているように思えた。翅端の黒褐色斑が先端部までは無く、帯状になっていたからである。ここまで観察できた小生は、やはり頭脳明晰に違いない。
 翅端斑がある種は二種と覚えていても、現実は個体差や帯と班の違いなどで迷宮に連れ込まれるのが通例でなのだ。極楽とんぼでいるのも苦労がある。

  見つけた!   マユタテでは無さそう  

花の色は移ろいにけり…

2017-07-21 | 感じるままの回り道
 テレビで「ハート形のアジサイ」を報じていた。三万本に一本の頻度とかで、とにかく人気なのだそうな。SNSなどで情報発信が簡便になった事も理由の一つだろうが底も浅くなってきた事も否めない。「花の色は移ろいにけり」である。
 加齢の結果であるかどうかは置いといて、猜疑心が強くなった小生としては「三万本に一本」だったかの紹介に「そんな馬鹿な事があるものか…」と思った次第。フイールドにも盛期は過ぎたがアジサイはある。暑くて作業も気乗りがしないから「ハート形のアジサイ」を探してみた。
 テレビ的には「ハートへの盛期を過ぎた人物が盛期を過ぎたアジサイを調べる」構図である。

 結果は写真の様になった。完璧なハート形とは言えないまでも、それらしく見えるのはチョコチョコあった。
 集合花のハートも豪華でよろしいけれど、ガクアジサイのハート形の方が「可愛い」「素敵」な感がする。ティアラ風にも見え小生はこっちが好みだ。
 まあ、何だかんだと小言をつぶやいていたところで実態は「同じ穴のムジナ」を証明しただけに終わった真夏日の徘徊だった。

     集合花のハート形     ガクアジサイのハート形