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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

足抜き、いいえ葦抜き

2017-07-20 | 今日は真面目に
 泥水池の葦が成長し背丈に達するものまで出てきた。水辺だから葦が存在していても景観的には問題ないのだが、繁殖力と地下茎による基盤層貫通から防止不可能な漏水を発生させる主たる要因植物なので除去に努めている。

 一帯基盤層の漏水は、この葦の地下茎が元になっていて、思わぬ時に思わぬところから漏水が発生するし、場所の特定は出来ても深部まで漏水孔が続いて、根治作業は不可能な場所もある程、絶えず難題と労力を費やしている植物なのである。

 地下茎全てを取り除くのは困難なので最盛期に葦抜きを行い抑制するだけで精いっぱいでもある。この日も目に付く葦を地際から鎌で刈り取った。最終的には両腕一抱えもある量になったが、葦抜きを行った泥水池は見た目にもすっきり感が増したが選択的刈り払いも含めシーズンは、まだ前半なのである。

 この葦抜きからする時は、作業が出来なくなったか業を煮やして放置した時になるのだろう。
 まあ、幸いにしてと言うべきかどうか分からないけれど、社会との関係でせねばならない事態は今のところ生じていないものの、助っ人加行は「いち抜けた!」と言い放っているのに暑い夏は続いている。逆説的には「抜けれず刈られた葦である」、なんちゃって…。

今日のトンボ「容疑は3種」

2017-07-20 | 小父のお隣さん
 最初に見た場所は泥水池2のキシュウスズメノヒエだったが、今季は沈泥池にも姿を見せ、この頃は二つ池でもカップルがいる。数を増やしているのは実感している。
 このトンボ、モノサシトンボ科でなくイトトンボの仲間とまでは推測できるものの、その先は全くの迷宮で図鑑対照により3種程度は候補に上げても確証が無く、結論から言えば推測するだけ無駄な事である。

 やはりここは達人のS先生に写真判定してもらうしかない。それはともかく、キイトトンボは普通に足元で飛翔するようになり、このトンボも水面すれすれに飛ぶ個体を数見れるようになった。
 名前など不明でも新たな種が普通に飛翔してくれる水辺の環境は、小生にとっては苦労と悩みの種であるけれど、人知れず微笑む事の出来るオタク空間でもあるのだ。

 まあ、「客観的に…」と言う条件付きだけれど、人っ子一人いない谷地で、二度わらし独りニタニタしている場面はホラーであるが、小生の心持は自分に対し「ほらーっ、見て見て」であって、トンボやカエルが増えたのも条件付きだった結果で、物差しで測る等は出来ない事だろう。
 
           草いきれ愛おし可愛やイトトンボ