トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

アカメガシワご苦労さん…

2017-07-26 | 今日は真面目に
 台地周囲のアカメガシワが増え、そのうえ種子を大量に落とすものだから、この頃の刈り払い時はアカメガシワの幼樹を刈り払っている感もする。
 竹笹類を一掃し日当たりが回復すると最初に進出してくれるアカメガシワやカラスザンショウ等で、育んできた面もあるもののアカメガシワの発生度は半端でない。このまま放置するとアカメガシワの純林が完成しそうなので思い切って除伐した。
 
 むき出しの地表にパイオニアとして入った貢献度は半端ではないと承知はしていても、席巻されたら、それはそれで不本意な木本でもある。まあ「泣いて馬謖を斬る」、そんな感覚に近い。

 当事者としてではなく客観性を重視すれば「花粉と種子」の多さは生物にとって好ましい樹木だろうと推察が出来るものの、アカメガシワがフイールドのビジョンに加わる事は無く、ピンチヒッターとして、またはショートリリーフとしての役割を期待しているのが現実である。
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 写真の範囲には入っていない部分を含め10本ほど除伐した。景観的にもすっきりとして、今まで日蔭にあったり樹冠を接していた樹木が生き生きと見えてくるのは「贔屓の引き倒し」いいえ「贔屓の伐り倒し」だろうか…。
 ともかくも「アカメガシワさんご苦労様」とぶつぶつ言いつつ除伐したものの、高湿度の真夏日の作業なのに小生は「ご苦労様」一言さえ言ってもらえなかった。
 まあ、こんな時期には人っ子1人おらず二度わらしっ子独りだけでは、土台無理な話だった。

         

今日のトンボ「産卵時の強制連行」

2017-07-26 | 小父のお隣さん
 クロスジギンヤンマの産卵風景は当たり前になってきて「珍しい」事でもなくなったけれど、それはそれとしても現場に遭遇すればカメラを向ける。
 この日も泥水池4で産卵場面に出くわしたのだがシオカラトンボのアタックが激しく撮影機会がなかなか巡ってこない。ようやく産卵姿勢をとれたからシャーッターを押そうとした瞬間にオスがメスの首を挟み飛び上がってしまった。
 このカップル、通常の連結飛行姿勢には至らず、オスがメスを抱えたような格好で上昇していったが、トンボの場合「メスが許してから」というより有無を言わさず強制淫行、いいえ連行するのが常で、そうなると連行でも淫行でも連結でも中身は変わらない。

 さて、一回だけ押したシャッターで捉えた場面は、まだ飛び立つ前の場面だが全体が写っていない。まあ、緊急事態でケータイのカメラではこんなもんだろうと思ったものの、オスの鮮やかな青は写っている事で「よし」とする。

 余談・雑学の類になるが、トンボは直前に交尾したオスの精子を排除してから自分の精子を送り込む機能を持っているのだとか…。そうだからこそ「有無を言わさぬ」関係が納得できる。