政治、経済、映画、寄席、旅に風俗、なんでもありの個人的オピニオン・サイト
とりがら時事放談『コラム新喜劇』



安倍晋三、麻生太郎、福田康夫、鳩山由紀夫と、ここまではお坊ちゃま。
菅直人はお坊ちゃまではないけれど、この世代にはよくある「学生運動家」出身の「市民運動家」という世間知らず。
さて、この人達の共通点は?

答え、世間に揉まれていないこと。

このような人たちをリーダーに据えてきた自民党であれ、民主党であれ国民にとってはかなりの迷惑だ。
安倍晋三には戦後の妖怪岸信介の孫ということで期待したのだったが、やっぱりお坊ちゃま。
ビョーキが原因でリタイヤした。
他の首相は説明の必要がないくらい軽薄だった。

このような人たちは危機に陥った時の対応が難しい。
マニュアルに沿った事例には対応できるが、あたらに発生した事件には対応できない。
しかも何か発生すると「なんで俺が首相の時に揉め事が起きるんだ」(菅直人談)と逆ギレする始末。

「私は寝てないんだよ」

と、食中毒トラブル起こして他人事だった、あの雪印食品の社長を彷彿とさせる。

機転が利かないのもこの人達の特徴で、ましてや喧嘩となると、子供の頃からやったこともない人たちでもある。

中国とロシアが領土問題で日本を小馬鹿にしだした。
この原因は明らかに政府の対応。
弱腰ではなく、喧嘩の仕方を知らない政治家や役人の責任だ。

相手の中国やロシアの政治家は百戦錬磨。
中国なんかは政争に敗れると「死」が待っているだけでに、その力量は日本のお坊ちゃま政治家とは雲泥の差がある。

面白いのが大阪府知事の橋下徹で中国からの万博招待を一方的に断られたら、
「中国との友好はマイナス20000点だ」
と怒りを顕にし一刀両断。
すると不思議なことに、
「あれは手違いでした」
と中国側が謝ってきたのだ。

大阪府知事の橋下徹は色々意見もあるものながら、お坊ちゃまでないところが今時の政治家をは一線を画す。
今時珍しい7人の子沢山で、喧嘩の仕方も知っていた。
乏しいながらも学生時代に起業して失敗してもくじけないハングリーさも新人類には珍しい人材だ。
中国に頭を下げさせた近頃の政治家はこの人だけかもわからない。

このように、
「平和、友好、友愛」
などを叫んでいるだけのおぼっちゃま政治家はしたたかな外国人からは「カモ」以外の何者でもない。
つまり「お坊ちゃまには政治はできない」というわけだ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )