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とりがら時事放談『コラム新喜劇』

政治、経済、映画、寄席、旅に風俗、なんでもありの個人的オピニオン・サイト

なにわ殺人狂時代

2006年06月01日 20時28分46秒 | 社会
初めての海外旅行の行き先はアメリカだった。
訪問したのはロサンゼルス。
ロスが選ばれた理由は、当時(1978年)高校1年生だった私を安心して送り出せる外国が日系人の親類のいるそこしかなかったからだった。

宿泊したのはダウンタウンにあった(今もあると思う)ビルトモアホテル。
映画の撮影に使われたり各界の有名人が宿泊するような豪華なホテルだったが、そんなことはこっちは知らず、「ごっつう、ええホテルやん」と感動しきり。
でも、初めての海外で緊張しっぱなしだったので、感動も中途半端。
部屋のテレビで見た「スタートレック・コンベンション」でW・シャトナー発する意味不明(注:私が英語を解さなかったため。シャトナーが意味不明なことを口走っていたわけではない)のスピーチの方が感動的だった。

ホテルに着いた初日、日本人のツアー添乗員が私たち客をロビーに集めてガイダンスを実施。

「えーと、夜はホテルから出ないでください。特にホテルの前の公園は危険ですから絶対に入らないように」

当時のロスは無法地帯。
夜の大捜査線を地で行っていて、昼間美しいホテルの前の公園は、夜になると無法地帯に化すという。

実際夜、部屋のベットで眠っていると、窓からはひっきりなしにパトカーのサイレンが聞えてくる。
まるでテレビドラマの世界そのまんまだった。

時代は下って現在の日本。
30年近く前のロサンゼルスそっくりになりつつある。

私の会社は大阪市浪速区という、ちょっと場末たところにある。
場末たと言っても大阪の繁華街ミナミの街まで僅か徒歩10分。結構賑やかなところなのだ。
ところが、会社の周辺で、ここ数年立て続けに殺人事件が発生している。

5年前に、地下鉄御堂筋線大国町駅近くの路上で通学途中の小学校二年生の女の子が通り魔に襲われて首筋から胸にかけて包丁を突き立てられ殺された。
昨年暮れには会社近くのマンションで風俗店で働く美人姉妹が自室で待ちかまえていた殺人鬼の少年になぶり殺しにされた上、部屋に火を放たれた。
2ヶ月ほど前には産経新聞新大阪本社裏にある都心の高層マンションの敷地で刺殺事件が発生した。

で、一昨日の朝の出勤途中。会社まであとわずか、というところでパトカー3台、警察のワンボックス1台がマンション横に止まっていた。
周りに人だかりが出来ていて、多くの警察官がマンションの自転車置き場をブルーシートで囲む作業中。
「どうしたの?」
やじ馬の一人にウチの社員がいたので訊いてみた。
「チンピラ見たいな若い奴が血だらけで転がってましたよ」

大阪市浪速区。
和製ロスのダウンタウンがここにある。

自費出版の罠

2006年05月30日 22時58分34秒 | 社会
地下鉄に乗っていると、某出版社の自費出版の広告がやたらと目につく。

「原稿募集」
で始まるこの広告のコピーには、原稿を送りさえすれば即作家デビューが飾れるような文言が並ぶ。

「文学賞に応募して優秀作品は賞金ゲットで出版できる」
「世間に自分の著作を発表できるチャンス」
「原稿をその出版社に送ると必ず読んで感想を送ってくれる」

などということがこと誠しやかに書かれているのだ。

ただ面白いのは広告の中には「自費出版」という文字が絶対に書かれていないことだ。

実際に応募してみると必ず「共同出版しませんか」というセールスともアドバイスとも受取れるダイレクトメールが貼付され、その感想とやらが送られてくるのだ。

先々月、自費出版大手の碧天社(東京神田)が倒産。
金を支払ったのに出版してもらえない被害者が数多く出て、初めて自費出版ビジネスのカラクリがマスコミを通じて公にされた。

かくいう私も自費出版でもやってみようと、倒産した出版社を含めて複数の出版社に原稿を送ったことがある。
で、出てくる金額が驚くなかれ、どれもこれも似たり寄ったり。
しかも「共同出版」を薦めてくる文面までそっくりで、「自費出版」とはまったく謳われていなかった。
謳われていなかった、というよりも「『共同出版』は『自費出版』ではありません」と断言する始末。
なんでも共同出版とは製作費や印刷費を著者が負担し、宣伝費や流通費を出版社が負担する制度だということだったが、疑わしかった。
私の場合、A5版サイズ250ページ、発行部数1000部で著者の負担金額は150万円だった。

150万円といえば、私の愛車ホンダシビック・フェリオと似たり寄ったりの価格である。
大衆車といえど自動車が買えるぐらいの金額を著者が負担しなければならないシステムには大きな疑問を感じた。

ちなみに自費出版を営業の主軸とする出版社の書籍を書店で見かけることはほとんどない。
出版社が書店と契約して設置している専用コーナーに見られるだけだ。
これも読者(書店の客)ではなく、各社の顧客である著者に対するポーズなのかも知れない。

実際、自分で印刷データを作成し(今どきPCやMACで簡単に作れる)印刷所に持ち込めば、印刷代と用紙代だけで済んでしまうので、かかっても予算は30~40万円もあれば出来てしまう。
ISBNコードが欲しければ5万円ほどの追加になるだけ。そして毎年、維持費を払うだけ。
あと流通されるかどうかは本人の努力と取り次ぎ会社の考え方次第。

で、これが共同出版だと残りの約100万円はどうなるのかというと、出版社の懐に納まるというわけだ。

無名の素人作品を読んでくれるような酔狂な一般人はあまりいない。
多額の現金をかけて他人に頼んで出版してもらうくらいなら、ホームページかブログを自分で作って世界中に公開すれば、ほとんどタダで済む。
それでも「物」で残したい人は、ゼロックスの上質紙にコピーしてキンコーズで製本してもらうのが手っ取り早い。

「原稿募集」の広告は素人作家を「自費出版ビジネス」に誘い込むトラップと考えながら読んで見ると、なかなか味のあるものだ。

記憶喪失ブーム

2006年05月21日 20時54分06秒 | 社会
最近「記憶を無くすこと」がブームになっている。

「博士の愛した数式」だとか「明日の記憶」だとか「私の頭の中の消しゴム」といった病気およびその他の理由によって記憶を欠落してしまう映画が次々と公開されていることがブームの証拠だと言えるだろう。

これはいったい何を意味するのか。
みんなが持っている「嫌なことは忘れたい」という願望の表れなのか、それとも仕事で大切なことを忘れてしまい、嫌な上司あるいは嫌いな客にこっぴどく怒られたことへ対する言い訳なのか、よく分らないが、ともかく忘れてしまうということが流行っているのだ。

かくいう私は病気でもないのに、最近忘れっぽくて困っている。
とりわけ苦労するのが人の名前で、次が英会話スクールで習っている英単語、次がタイ語の単語で、最もひどいのがミャンマー語の会話だ。
(これって、ちょっと特殊?)
このように人名以外は言語に関することが中心だが、最も記憶されなければならない人名が思い出せないのは実生活で問題が生じる。

最近、まったく忘れてしまった人物の名前がある。
十年前ほどに勤務していた会社の営業部の部長の名前が思いだせないのだ。
もっともこのオッサンの名前は思い出せなくても、別に困ったこともないのだが、個性の濃いオッサンであっただけに、名前を思い出せないこと自体が私にとってショックなのだ。

で、もっとショックなのが、大学時代に数度デートした女の子の名前だ。
まさか短期間とはいえ付き合っていた女の名前を忘れてしまうとは、自分の脳みそは大丈夫なのかと心配になってきた。
どうしてそんな昔の女性の名前を思い出す努力をすることになったかというと、先日、毎日放送ラジオで「さてはとことん菊水丸」を聴いてたからだ。
ちょうどその時、この番組の私があまり好きではないパーソナリティーが大阪のK学園卒という話しをしていたのだ。
大阪で青春の一部でも過ごしたことのある人ならご存じかも知れないが、K学園はいわゆる「頭は?だが,0元気な生徒で有名」な男子校だ。
ともかう「元気な」学校だけに偏差値も巡航ミサイル・トマホークの高度並で、ツッパリ、問題学生などが少なくない。
ともかく何の運命か、この「元気な」男子校の近くに、名門女子高P学院があり、かつて次のような冗談が高校生の間で交わされていた。
「P学院の女子生徒がK学園の男子生徒と言葉を交わしたら、P学園の女子生徒は即『停学処分』になってしまう」

で、大学の時のデートの相手がP学園付属短大の女だったことを思い出したのだのだ。
彼女はバイト先の「同僚」だった。
ところが、彼女の名前が思い出せない。
さして難しい名前ではなかったと思うのだが、まったく思い出せない。
当時、2人で行った場所は数ヶ所思い出せるのだが、それでも名前を思い出せないのだ。

めったにブームに乗っからない私にも関わらず、「記憶喪失ブーム」に乗っかるとは。
この流行、恐るべしである。

さらば、奈良ドリームランド

2006年05月15日 06時31分20秒 | 社会
はじめに断っておきますが、奈良ドリームランドは奈良健康ランドとは違いまっせ。
わかってますか?M君。

ということで、奈良ドリームランドの閉園が決まった。
ダイエー危機が流れ出した数年前からその子会社「奈良ドリームランド」の趨勢も憂慮されていたが、昨年地元の不動産会社に身売りされてから悪い予想が現実味を帯びてきて、ついに先週末、今年8月末限りでの閉園が発表された。

思えばUSJが開園して以来、関西のアミューズメントパークは次々と閉園に追い込まれた。
USJ開園以前では大阪の玉手山遊園地とさやま遊園が閉園となり、開園後は甲子園に隣接していた阪神パークと京都の伏見桃山キャッスルランドが相次いで閉園。また人気だったはずの宝塚ファミリーランドがまさかの閉園。そしてつい先日、あやめ池遊園と神戸ポートピアランドが閉園した。

これは単にUSJのオープンの影響だけではないだろう。

その原因のひとつは関西経済の地盤沈下。
大阪、京都、神戸と、それぞれ自分勝手な経済政策を採ったことが災いし、今やいつ東海地区に抜かれるのか分らない状態だ。
仕事が少ないから人口も減少し、余暇に消費する金額も少なくなる。したがって遊園地へ行くよりも河原でバーベキューをするほうが安いし楽しいし、ということや、DVDでも借りて家で映画を見ているほうが疲れなくて済むということで遊園地は敬遠されていることも考えられる。
さらに、ここ数年のタイガースの好調さが手伝って、遊園地へ行くよりも甲子園球場へ行くほうがエキサイティングで健康的ということも影響しているのだろう。

地方の人は知らないだろうが、奈良ドリームランドはなにが凄いかというと、奈良ドリームランドは明らかな「ディズニーランドのコピー」だったのだ。
確かめるチャンスはあと数ヶ月しかないので、自分の目で確かめたい人は足を運ぶように。
で、もちろんTDLよりも歴史のある奈良ドリームランドは米国アナハイムのディズニーランドを真似て作られている。
そう、敷地の作りとアトラクションがディズニーランドのまんまなのだ。
入場するとメインストリートがあり公園中央にはマッターホルンもどきの山まである。
そいでもってストリートには馬車が走り、潜水艦なかんかのアトラクションまであるくらいだ。
昭和40年ごろでは実際にディズニーランドを見たことのある日本人はほとんどいなかったわけで、「奈良でディズニーランドみたいなもん」が楽しめることは、最高のエンタテーメントだったに違いない。
尤も、著作権の関係で奈良にはネズミやアヒルのキャラクターがいないことは言うまでもない。

で、今後関西のアミューズメント施設はUSJかひらパーか、生駒山上遊園地かみさき公園、エキスポランドか東条湖ランドということになるが、やはり季節限定品とは言えども甲子園球場が一番の娯楽施設になるだろう(タイガースファンに限る)。

さらば、奈良ドリームランド。
ただ私も思い残すことのないよう、遠い昔、年齢制限で乗れなかった日本一怖いとランキングされたこともあるコースター「ボブスレー」だけには閉園までに乗りに行かねば、と考えているところである。

お笑い芸人の笑えないコメント

2006年04月21日 21時26分55秒 | 社会
「日本は韓国に悪いことしてきたんやから竹島ぐらい韓国にあげたらええんちゃうの」

当ブログのご意見番の一人、ハンドルネーム船長さんの情報によると、桂米朝一門の重鎮で、枝雀一門筆頭である落語家の桂南光氏が関西ローカルのテレビ番組で上記のような発言をしたという。

いつの頃からかお笑いタレントがテレビ番組で知識人然として政治経済に関するシッタカコメントを述べるようになった。
この傾向は島田紳助氏が報道番組のキャスターになったあたりからではないだろうか。

本来、漫才や落語、講談といった演芸のなかで語られる政治ネタ、経済ネタはウイットに富んだ笑えるものでなければならない。にも関わらず、最近のお笑い芸人によるコメントは先に述べたように笑えないものが増えてしまった。

「辻元清美さんは執行猶予中の身ではありますが、積極的な行動力は評価できるでしょう。選挙運動は頑張ってもらいたいもんですね」
というのは河内音頭取りの河内屋菊水丸氏がラジオで度々語っていた内容だ。
どういった経緯で執行猶予が付いているのか。どういう理由で前職を解雇されたのか。そして選挙資金やその基盤となっている組織がどういう反政府雨滴組織であるのかを、菊水丸氏はまったく理解していないのか覆い隠そうとしている。

「ブラックバスの駆除は外来種への差別である」
と発言するのは元シンガーの清水国明氏。
誰が最初に放流したのか不明だが、琵琶湖で本来生息しないはずのブラックバスが繁殖し、琵琶湖の在来種であるニゴロブナや鮎などが生態系を荒らされて激減している。
これを問題視した滋賀県や地元漁協がブラックバス退治に乗り出したら、清水氏は自己の支持者を集めて冒頭のステートメントを発表した。
まるでブラックバス駆除が外国人差別であるような表現だ。

お笑いが口にする政治経済ネタは、本来市井の人々が口にしたいけど誰も言わない、なかなか言えない本音を笑いというオブラートに包んで発言するから面白かった。
ボヤキ漫才人生幸朗生恵幸子の漫才の面白さはその代表だった。

日本人は普段腹が立つことがあっても口に出して直接主張する文化を持ち合わせていないのが特徴だ。
むしろ不満や反論があっても、それを口にしないことが美徳というのが日本文化だ。
だから「日本は悪い」と言われても口では反論せずに、態度で示してきた。
「日本は歴史を歪曲している」と言われても、正論をもって話し合いをし、むちゃを言う二つの隣国との妥協点を見つけようと努めてきた。
しかしそのどれ一つをとっても理解されないばかりか、逆手にとって玩ばされているのが現実だ。
で、日本人は怒っている。
猛烈に怒っている。
でも、口に出さない。
だから、
「日本は韓国に悪いことしてき、たんやから竹島ぐらい韓国にあげたらええんちゃうの」
と見当違いなコメントを発するお笑い芸人は、日本の芸人という意味で完全失格と言えるだろう。

役立たず「Pitapa」

2006年04月15日 17時39分31秒 | 社会
JR東日本の「Suica」
JR西日本の「Icoca」
そして関西私鉄地下鉄の「Pitapa」

Q.このフェリカを使った無線ICカードシステムの違いはいったな~んだ?

A.それはJRのカードが定期券の機能を持っているのに対して関西私鉄のカードは定期券の機能を持っていないこと。

2月から大阪市営地下鉄が始めた無線ICカードシステムPitapa は驚くなかれ定期券の機能がついていない。
私は通勤に地下鉄を利用しているので、Pitapaが導入されるとJRと同じように定期券入れから定期券を出さなくても改札を通過できると期待していたのに、随分と予想が外れた。
なんでも、
「定期券より使いやすく回数券よりもお得」
らしいがそんなことはどうでもよろしい。
定期券機能がないようなカード。
まったくもって無意味だ。

Pitapa導入の路線ではJR西日本のIcocaも利用できるというのだから、JR利用者にはPitapaはほとんどメリットがないということになる。

昨日、地下鉄に乗ろうとしたら小さなポスターが貼ってあった。
「同じ定期にIcocaカードとPitapaカードを一緒に入れて改札機を通過しないでください」
というアナウンス。
きっと自動改札機がアホなので2つのICカードを同時に読み込ませると、誤作動を起こすのだろう。

こうなると益々Pitapaカードを使うメリットは減ってくる。
だいたい最近は所有しているカードが多すぎて、それをひとつにまとめて混乱しないように努力しているのに、一緒の定期券入れに入れるなとさえいうのだ。
利用者の利便性を無視してシステム開発した会社は何を考えているのか。
責任者出てこい!

それに首都圏への出張の多い私のような関西人にはIcocaカードはJR東日本でも使えるので便利だが、Pitapaは使えないのでまったく無意味。
こういうところが、己さえ良ければ総て良し、的な最近の関西人の傾向と言えるのではないだろうか。
これが関西経済の地盤沈下の最大の原因であることに気づく関西財界人はいないのか。

関西私鉄もこの際意地を捨てて利用者の便宜を図る上でもJR西日本のIcocaかJR東日本のSuicaに加盟してはいかがだろう。
今のままではまるで、DVDビデオ規格の対立みたいで、供給側のつまらぬ意地とエゴのために利用者側が振り回されている図式と変らない。

航空機トラブル

2006年04月11日 21時11分34秒 | 社会
スカイマークエアラインズと日本航空の社長がそれぞれ衆院で「収益を考えた」「国民の皆様に深く謝罪する」というステートメントを発表した。

相次ぐ航空機のトラブルや整備不良でエアラインに対する日本国民の信頼感は低下している。
防衛白書でもテロとともに国内公共交通の安全性に疑問を投げ掛けている人々が少なくないことが発表されたばかり。
スカイマークエアラインズのお粗末な整備状況も、日本航空の労使対決に因を発するであろう各種トラブルも、ある面から考えると日本そのものクオリティの低下に他ならない。

現在、世界各地で発生する航空機事故の総数は数年前から変らないという。
年間に航空機事故の犠牲になる人々の数も600人から700人で変動ないという。

これは航空機が他の交通機関と比較して各段の安全性を誇っているという証拠でもある。
全世界で航空機事故の犠牲者が7000人だとしても国内で発生している自動車事故の犠牲者よりもはるかに少ないのだ。
だからこの数は航空機の安全性の高さの証明でもあるというわけだ。

ところが、一度航空機事故が発生すると御巣鷹山に代表されるように人々の注目を集め、犠牲者も、その家族も、関係者全員が悲惨な憂き目に遭うのもこれまた航空機事故の特徴だ。

議員の前で証言するのはいいけれど、今後どうするのか社長自身が具体策を発表できないようでは、いささか「?」ではないかと思うのであった。

なお、スカイマークエアラインズはもちろんのこと日本航空でさえ、世界の航空会社の安全性その他の面でのランクは非常に低い。

朝日の息子

2006年03月28日 21時49分31秒 | 社会
まるでドラマだ。

朝日新聞の秋山社長の息子が大麻所持で警視庁に逮捕された。
なんでも薬物事件で執行猶予中の身でありながら大麻を所持していたのだから、次は間違いなく実刑だ。
社会の悪を正すべき新聞社の社長の息子が悪人だった。
自分の息子、といっても38歳のオッサンだが、そのような男を育て上げた男(社長)が「ジャーナリスト宣言」しているのだから、近ごろの若手漫才師の漫才よりも笑ってしまう。

きっと長男が持っていた大麻は朝鮮製。
と想像しているのだがいかがだろう?

ニュースを知って朝日新聞のインターネット版Asahi.comをチェックしたが、事件の見出しは載っていない。
やっぱし自社の社長の身内の事件だから恥ずかしいのか、それとも「いくら社長の息子といっても公人ではない」というような、どこかのブタ似の政治家先生の考え方と同じなのかはわからない。

しかし、Asahi.comさん。
注目ニュースは姉歯建築士の女房の自殺でも、プレスリー邸の文化財登録でもなんでもなく、お宅の社長さんのニュースと違いますか。
さては、わざとTOP30から外したのではないだろうな。

「坊ちゃん」ぐらい読んでみよう

2006年03月25日 21時23分47秒 | 社会
9日付けの読売新聞インターネット版によると、夏目漱石の「坊ちゃん」の舞台となった愛媛県立松山高校に通う一年生の「坊ちゃん」読了率はわずか40%だという。

「坊ちゃん」と言えば、私が学生の時は教科書にも載っており誰もが知ってて当たり前の一冊だった。
もちろんこの「近代日本文学」の代表作が、実は陽気なお笑い系青春小説であることも誰でも知っていたものである。
当時、中学生ぐらい若者の読書入門はこの夏目漱石の「坊ちゃん」か、五木寛之訳のリチャード・バック作「カモメのジョナサン」か、星新一の「ショートショート」、はたまた北杜夫の「ドクトルマンボウ・シリーズ」か司馬遼太郎の「竜馬がゆく」あたりであった。

最近、通学途中電車の中で本を読んでいる学生の姿を目にすることは少ない。
彼らの大多数はたいてい居眠りをしているか、友達と菓子パンやアイスクリームなんぞをむしゃぼりつつ意味不明の若者語で雑談を交わしているか、携帯電話でメールまたはゲームを楽しんでいるかのいずれかである。

まったくもって嘆かわしい限りである。
大の大人の私が操作方法のわからない携帯メールをパープー女子高生がいとも簡単に使用している光景を見ると腹がたつ。

とは言うものの、私も高校生くらいまでは電車のなかで読書をすることはほとんどなかった。
というよりも読書が嫌いで、
「この本を読みなさい」
なんてことを先生や両親から言われようものなら、誰がなんと言おうと絶対に読まなかったのだ。
夏休みの課題図書なんかは、当たり前のように読むことはなく、したがって読書感想文はタイトルと筋書きから受取った印象だけで、想像で書いていたのだ。

何がきっかけで現在のように読書マニアになったのか忘れてしまったが、ともかく読書はテレビ観賞や映画鑑賞と異なり脳を鍛え養うので是非若い人は(私も若いが)読書に勤しんでもらいたいもんである。

それにしても「坊ちゃん」記事は悲しかった。
誰彼に強制されるわけでもない書物・しかし自分の学校の元先生が書いた超有名な日本を代表する書物、それぐらい読んでもよろしいのではないだろうか。

愛国心を教えてどこが悪い!

2006年03月22日 20時58分21秒 | 社会
「勝つべきチームが勝つべきだと思っていた。ボクらが(決勝へ)行くのは当然だと思っていましたから。最高に気持ちいいですね」
「きょう負けたら、日本プロ野球界に大きな汚点を残す。野球はけんかではないが、きょうはそういう気持ちだった」
「戦った相手が『向こう30年は日本に手は出せないな』という感じで勝ちたいと思う。まずはアジア予選(1次リーグ)ですね」

王貞治監督のもと、イチローをはじめとする主力選手で戦ったWorld Baseball Clasicは、我が日本が初代チャンピオンに輝いた。
決勝戦のテレビ視聴率は平均で42%を上回り、王監督の胴上げ時には50%を突破した。

「頑張れ!ニッポン」
「やったぞ!ニッポン」

と全国各地が大騒ぎ。
日本国民が久々に一致団結した瞬間だった。

このWBCで一番張切っていたのが大リーグ、シアトル・マリナーズのイチローだった。
大リーグで活躍し、今やメジャーを代表するヒットメーカーのイチローだ。
きっと、アメリカナイズされているの違いない、と思っていたら、今大会中に彼が吐いたセリフの代表が、前述の3つの言葉。
奇しくもこの大会は現在のメジャーを代表する選手が、日本人であることを誇りとするビッグプレーヤーであったことを証明させた。

ところで、この愛国的野球精神で一致団結していた全国の中で、一部だけ愛国心を否定して一致団結していたバカ共がいた。
その疑似犯罪者集団を、
「日本教職員組合」
と、いう。

教育基本法の改正で「愛国心」教育を盛り込まれることに、ことさら反対を唱え「愛国心を子供たちに教えることは危険思想だ」と宣うこいつらは一体何者だ?
日本教職員組合を支持する政党は社民党(支持率2%以下)と共産党(支持率2%程度)、そして社会党崩れの民主党員。
この中国や南北朝鮮の代弁者のような位置にある「自分たちこそが正しい」と主張し続ける「労働者教育者集団」は過去50年間いったい国のため、国民のために何を行ってきたのか、と私は問いたい。

ひたすら国家を否定し、愛国心を否定し、国体を否定し、国是を否定してきた結果、彼らの理想的な教育のもとオウム真理教のメンバーを生み出し、ホリエモンごとき経済犯罪者を生み出した。

愛国心を持たざるものは、外国に出かけて、その国の人々と懇談しても「こいつキチガイか?」と信用してくれることはまずない。
今や日本人は国内しか知らない、ということはほとんどない。
国を飛び出し、世界の舞台で活躍すると、愛国心がいかに大切か分ってくる。

愛国心は家族愛、友情と同列のものであり、それを持たざるものは人にあらず。
自国の悪口を語るものが、他国の人から信頼を勝ち取ることは難しい。
まして、私たちの国は「日本」なのだ。

自国を愛することのできない者が、他国の民を信じ、そして愛することができるのか?

日本教職員組合員諸君、あなた達は昨日のWBCを見たか?
はっきり言おう。
あなた達に子供たちの教育に携われる資格はない!

子供たちに愛国心を教えてどこが悪い!

.........これでよろしいでしょうか?船長さん。(昨日のコメントをお読みください)