人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

今こそ音楽の力を~海外の音楽界も被災者支援演奏会

2011年03月29日 07時12分49秒 | 日記
29日(火)。昨日の日経に「被災者を支援 各国で演奏会」の記事が載った。記事によると、ベルリンでは29日「救済募金コンサート」が開かれる。前半はバレンボイム指揮ベルリン国立歌劇場管弦楽団によるチャイコフスキー第6交響曲「悲愴」、後半はラトル指揮ベルリン・フィルによるブラームス「第4交響曲」が演奏される。どちらも被災者の感情に寄り添ったプログラムだ。ドレスデン国立歌劇場では4月7日に専属の合唱団が「日本の震災犠牲者のための慈善演奏会」を開く。ヘルシンキでも4月24日「被災地の音楽活動支援」を目指す演奏会が開かれる。

3月26日、仙台フィルが市内のお寺で演奏会を開いた(27日。朝日)。演奏側も聴衆側も被災者である。最後は皆で「ふるさと」を合唱した。「志を果たして いつの日に帰らん 山は青き ふるさと 水は清き ふるさと」。彼らの気持ちを想うといたたまれない。

読売日本交響楽団は19、20日に定期演奏会を開いた(28日。朝日)。プログラムの前にバッハの「G線上のアリア」を演奏し、1分間黙祷した。指揮者の下野竜也は「いまこの時期に、オーケストラがどんなメッセージを発信することができるか可能性を探りたい」と聴衆に語りかけたという。

今朝の日経には「NYで復興支援ライブ」の記事が。記事によると、東日本大震災の復興をニューヨークで支援する一連のライブ「コンサート・フォー・ジャパン」が27日夜、始まった。4月9日まで5回公演するという。オノ・ヨーコ、坂本龍一、矢野顕子らの世界的に活躍するアーティストが出演する。ライブの収益金はすべて米国最大級の日米交流団体「ジャパン・ソサエティー」に寄付されるという。

こうした中、時おり新聞の案内広告に「公演中止のお知らせ」が載る。主に海外からの演奏家が来日できなくなったために中止するというケースだ。先日の東京交響楽団のようにプログラムを変え、指揮者もソリストも日本人に変えて、それでも満員の聴衆を集めるようなコンサートをやるんだ!という根性がほしい。



 
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