24日(金)。昨日の朝日新聞朝刊 オピニオン面「耕論 まさかのマスク2枚」で お笑い芸人・山田ルイ53世さんが、新型コロナウイルス対策で安倍政権が打ち出した「布マスク2枚の全世帯配布」に関して、インタビューに答えています 超訳すると、
「最近の首相官邸の発信には、首をかしげることが多い こんなボケのような発想が何らツッコまれることなく国民に届いてしまう。違和感がある
もしかすると、安倍晋三首相の周りにはツッコミの人材がいないのでは、と心配だ
いま大変なのは、医療現場だ。大阪市では医療従事者の防護服が足りず、市民から雨がっぱを集めたそうだ。まずは、病院に医療器材をめいっぱい回すと、大きな声で言ってほしかった
星野源さんの『うちで踊ろう』の動画コラボをめぐる騒動も、首相の周辺はだれもツッコまかったの?と不思議でならない
首相のあの姿をSNSで見せられたら、日々の資金繰りに追われている私たち庶民の目にはどう映るだろうか。誰でも簡単に想像がつくことではないか
早速、『安倍首相は貴族か!!』とスポーツ紙の1面にデカデカと見出しが躍った。自称『貴族』の自分としてはくやしい限りだ
政府は国民一人当たり10万円支給することを決めた。願わくば、政治家にはもう少し早くツッコミに励んでほしい
」
なかなか鋭いツッコミだと思います 安倍首相の取り巻きはイエスマンだらけです
「安倍一強」の情勢下、次の選挙に当選したいから 誰もが首相の言うことに唯々諾々と従っている
この点、トランプ大統領の周りはイエスマンだらけで、共和党議員も次の選挙で当選したいから、トランプがいくらフェイク・ニュースを流しても聞かないふりをしている、という状況に酷似しています
だから「ドナルド」「シンゾー」と仲が良いのかもしれません
こちらから見ると「どーなるど?」「あぁ シンゾー!」ですが
ということで、わが家に来てから今日で2032日目を迎え、トランプ米大統領は22日 「米艦隊が海上でイランの小型機から嫌がらせを受けた場合は、その全ての小型機を撃沈し破壊するよう米海軍に指示した」とツイッターに書き込んだ というニュースを見て感想を述べるモコタロです
この強気で好戦的な姿勢も 11月の大統領選を見据えた したたかな戦略なんだろう
昨日、夕食に麻婆豆腐を作り、餃子を焼きました 餃子はまた焼くのに失敗しました。本当は羽が付く予定でしたが跡形もありません。でも味はとても美味しかったです
22日(水)午後10時からのNHK総合テレビ「クローズアップ現代+」で「”イベント自粛”の波紋 文化を守れるのか」を放映していました 新型コロナウイルス感染拡大を受け、オーケストラ公演や演劇などライブイベント中止が相次ぎ、多くの関連企業が経営難に陥る厳しい状況にある中、業界の代表者やアーティストたちにインタビューをしています
ここでは、クラシックに絞ってご紹介します
「中止・延期となったイベントは少なくとも81,000件。5月末までにライブ・エンタメ市場9,000億円の約4割が消失するという試算もある」という説明の後、画面には上岡敏之指揮 新日本フィルによるマーラーの交響曲の演奏が映し出されます 次いで新日本フィルの林豊専務理事がインタビューに答え、「このまま公演中止が続けば、公演する場すらなくなるということですから、消滅するということ、楽団を解散せざるを得ないということ、そういった文化がなくなるということですよね」と目の前に迫った危機を訴えます
演奏する側から、新日本フィルのパーカッショ二スト 石橋知佳さんがインタビュー答え「集まっちゃいけない、人と接する機会を減らさなきゃいけない
だけどオーケストラって たくさんの人数が集まるものですから、真逆なんですよね、今の状況と
ちゃんと復帰できるかどうかと、そう言った悩みとかかなりあります
考えるだけで胸が押しつぶされるような状況なので、自分たちとしては、技術が落ちないように待つしかない状況なんです」と語り 涙ぐみます
この発言は 石橋さんだけでなく、オーケストラで演奏するすべての人たちに共通する本音ではないかと思います
演出家の宮本亜門氏は「一番危険なのは、芸術家、工芸家たち、あらゆる文化に関わる人たちが自分で自分を否定してしまうこと。つらい長い時間になるかもしれませんが、踏ん張っていきたい
なぜなら、そのあと最も必要になるのが演劇・アート・音楽・文化だと思うからです
今とても試されている、次の生き方を。文化は最も必要なものだと思っています」と語ります
この放送を観て あらためて思ったのは、第一に、いかにオーケストラというものが自転車操業的な不安定な経営状況にあるかということです 2月末から公演自粛に入り、まだ2か月も経過していないのに”経営危機”が叫ばれているからです
それは、オーケストラが「人こそ財産」だからだと思います。オケのメンバーが演奏して初めて収入が得られ、人件費や経費が出て行くわけです。NHK交響楽団や読売日本交響楽団や東京都交響楽団などは、それぞれNHK、読売グループ、東京都という経済面でのバックアップ体制があるので まだマシですが、新日本フィル、東京交響楽団、日本フィル、東京シティ・フィルをはじめとする多くの自主運営オーケストラは、まさにチケット収入が総収入のほとんどであると言って良いかも知れません
したがって、演奏が中止になれば延期か払い戻しを余儀なくされ、途端に経営が圧迫されることになります
だからこそ、一刻も早く新型コロナウイルスが収束し コンサートができるようになることが不可欠なのです
なお、各オーケストラには会員制度や支援制度があるので、それを拡充させる努力も必要だと思います 例えば新日本フィルには特別支援企業や支援団体が7つあり、法人賛助会員が70社以上あります。こういう時こそ、これらの支援企業は今まで以上のサポートをしてほしいと思います
第二に、政府は文化活動への理解と共感を持ったうえで、今回の危機を乗り越えるために資金援助を惜しまないでほしいということです その際、オーケストラは「人こそ財産」であることに鑑み、人に対する援助をしてほしいということです
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます