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人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ファビオ・ルイージ ✕ オレシア・ペトロヴァ ✕ 東京オペラシンガーズ ✕ NHK交響楽団でマーラー「交響曲第3番」を聴く~ N響ヨーロッパ公演に先立ちアムステルダム公演の曲目を演奏

2025年04月28日 00時07分20秒 | 日記

28日(月)。わが家に来てから今日で3758日目を迎え、トランプ米大統領はローマ教皇フランシスコの葬儀に参列した際、ウクライナのゼレンスキー大統領と短時間の会談を行った後、ウクライナを侵略するロシアのプーチン大統領について「戦争を止めたいと考えていないのかもしれない。違う方法で対処する必要がある」とSNSに投稿した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

プーチンは 停戦協定を結ぶ前に 出来る限り ウクライナの領土を奪取し 優位に立ちたいと思ってる

         

昨日、NHKホールでNHK交響楽団の5月度Aプロ定期演奏会2日目を聴きました プログラムはマーラー「交響曲第3番 ニ短調」です 演奏はメゾ・ソプラノ独唱=オレシア・ペトロヴァ、合唱=東京オペラシンガーズ 、児童合唱=NHK東京児童合唱団、指揮=ファビオ・ルイージです

N響は5月に5年ぶりとなるヨーロッパ公演に出発します ツアーのハイライトはオランダ・アムステルダムで開かれる「マーラー・フェスティバル」への出演です N響はツアーに先立ち、Aプロの本公演と5月1・2日のBプロで、ヨーロッパ公演で演奏するマーラーの交響曲第3番と第4番を取り上げます なお、交響曲第3番は5月11日の「マーラー・フェスティバル」で演奏されます

マーラー「交響曲第3番 ニ短調」はグスタフ・マーラー(1860-1911)が主に1895年と1896年の夏にオーストリアのアッター湖畔で作曲、1902年6月9日にマーラーの指揮により全曲初演されました 第1楽章「力強く、決然と」、第2楽章「テンポ・ディ・メヌエット、とても穏やかに」、第3楽章「コモド・スケルツァンド、慌てないで」、第4楽章「極めてゆるやかに、ミステリオーソ、一貫してpppで」、第5楽章「活発な速度で、表情は大胆に」、第6楽章「緩やかに、平静に、感情を込めて」の6楽章から成ります

オケは16型で 左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスといういつものN響の並び ステージ下手にハープが2台スタンバイします コンマスは長原幸太、隣は郷古廉という2トップ態勢を敷きます さらに第2ヴァイオリンは大宮臨太郎と森田昌弘、チェロは辻本玲と藤森亮一、さらに管・打楽器では、ホルンは今井仁志と元首席の福川伸陽、フルートは神田寛明と甲斐雅之、クラリネットは松本健司と伊藤圭、ティンパニは植松透と久保昌一といったダブル首席を揃え、万全の態勢で臨みます

オレシア・ペトロヴァはロシア・レニングラード生まれのメゾ・ソプラノ サンクトペテルブルク音楽院卒業。2007年第13回チャイコフスキー国際コンクール声楽部門(女声)第2位、2012年第2回パリ・オペラ座コンクール第1位 2007年から2016年までサンクトペテルブルク音楽院オペラ・バレエ劇場のソリストを務める 5月のN響ヨーロッパツアーにも同行する

ルイージの指揮により第1楽章が8本のホルンの勇壮な演奏で開始されます トランペット、トロンボーンといった金管楽器が素晴らしい演奏を展開し、弦楽器群が渾身の演奏を繰り広げます 第1楽章終了後、女声合唱約50名と児童合唱約40名ががオケの後方にスタンバイします 第2楽章では木管がよく歌います この楽章の後でメゾ・ソプラノのオレシア・ペトロヴァが入場し指揮台の傍らに控えます 第3楽章では松本健司のクラリネット、神田寛明のフルート、吉村結実のオーボエがよく歌います また、舞台裏でポストホルンがどこか懐かしいメロディーを奏でますが、長谷川智之の独奏が素晴らしかった この日の演奏の一つのハイライトでした 第4楽章ではオレシア・ペトロヴァの深く温かみのある歌唱が印象に残りました また長原コンマスのヴァイオリン・ソロ、吉村結実のオーボエ・ソロが素晴らしかった 第5楽章では児童合唱のリズミカルな歌唱が楽しめました 本当は切れ目なく第6楽章に移ってほしかったのですが、合唱団を着席させる関係でちょっと間が空いたのが残念でした   最終楽章は弱音の弦楽セクションによる慈愛に満ちた穏やかな演奏で開始されますが、私はこの音楽が大好きです やがて管楽器と打楽器が加わり、短調から長調へと変遷していきます 神田寛明のフルートが素晴らしく、トランペットの輝かしい演奏が印象的です オーケストラの総力を傾注した息の長い渾身の演奏で雄大なフィナーレを飾りました

満場の拍手とブラボーが飛び交うなか、カーテンコールが繰り返されました ルイージ ✕ N響は終始 弛緩することのない集中力に満ちた演奏を展開、来るべき「マーラー・フェスティバル」での演奏に向けて万全の態勢を整えました


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