人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

第30回Kissポートクラシックコンサートのチケットを取る 〜 ブラームス「ヴァイオリン協奏曲」、ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」他 / 追悼 田中邦衛「若者たち」「網走番外地 望郷編」を観る

2021年06月29日 07時21分54秒 | 日記

29日(火)。わが家に来てから今日で2362日目を迎え、民主派支持の香港紙「リンゴ日報」が廃刊に追い込まれたことをめぐり、在日中国大使館報道官は27日 談話を発表し、「報道の自由は、違法行為の口実にはならず、中国に反対し香港を乱す活動を保護する傘でもない」とし、創業者ジミー・ライ氏の逮捕や資産凍結など同紙に対する香港当局の対応を正当化した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     報道の自由=違法行為という中国の主張は 香港の言論の自由を封殺する常套句だ!  

 

         

 

昨日、夕食に「もやし巻き豚肉生姜焼き」「生野菜とツナのサラダ」「玉ねぎの味噌汁」を作りました 「もやし巻き〜」はコスパ抜群で美味しいです

 

     

 

         

 

9月5日(日)17時30分からサントリーホールで開かれる「第30回Kissポートクラシックコンサート」のチケットを取りました プログラムは①ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲、②ブラームス「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」、③ドヴォルザーク「チェロ協奏曲ロ短調」です 演奏は②のヴァイオリン独奏=荒井里桜、③のチェロ独奏=堤剛、管弦楽=東京交響楽団、指揮=大友直人です フライアーを見て初めて気が付いたので出遅れ、S席はほとんど良い席は売り切れていて、やっと1階席後方のA席を確保しました

 

     

     

 

         

 

現在、池袋の新文芸坐では「追悼  田中邦衛」を上演中です    昨日「若者たち」と「網走番外地 望郷編」の2本立てを観ました

「若者たち」は森川時久監督による1967年製作映画(87分)です

太郎(田中邦衛)、次郎(橋本功)、三郎(山本圭)、オリエ(佐藤オリエ)、末吉(松山政路)の佐藤きょうだいは早くから両親を失い、設計技師の長男・太郎が弟妹たちの面倒を見てきた。ある日、家事・雑用一切を負わされてきた高校生のオリエが、耐えきれずに家出してしまったことから、末吉の大学受験問題、食費の分担問題、運転手・次郎の事故など様々な問題が表面化してくる。それらは長い間、固く団結してきた きょうだいの間を気まずくさせるほど現実的な問題となっていた

 

     

 

この映画は、同名のテレビドラマでコンビを組んだ山内久がシナリオを執筆、森川時久が劇映画初の監督を務めた青春映画です   両親を亡くした5人きょうだいが、友情、恋愛、確執などを繰り返しながらも逞しく生きていく姿を描いた青春ドラマです

私はこの作品がテレビで放映され その後 映画化された時 高校生でしたが、一度も観ていません 今回初めて観て感じたのは、この映画のテーマは学歴偏重社会や差別に対する告発であるということです 長男の太郎は大学を出ていないばかりに、結婚するはずの女性から「大学を出ていないと、社会では出世が遠回りになる」と言われ、口惜しい思いをします だからこそ、末吉に「大学だけは出ろ」としつこく迫るのです また、オリエが原爆の被爆者の親の元に生まれた男と結婚したいと言うと、太郎は絶対許さないと言います しかし、三郎から科学的な知識もなく反対すべきではないと諭されます 次郎以下4人のきょうだいは、兄の太郎に対し「自分たちを思うようにしたいと勝手に考えているが、きょうだいでも他人は他人だ。自分の思うように生きる」と反発します 親代わりになって4人の面倒をみてきた太郎の気持ちは良く分かります また、いくら自分たちを育ててくれたからと言って将来のことまで縛られる筋合いはない、という弟妹たちの気持ちも良く分かります

当時、テレビや映画で観たことはなくても、ザ・ブロードサイド・フォーが歌った主題歌「若者たち」(クレジットでは「空にまた陽が昇るとき」)は流行っていたので知っていました

君の行く道は はてしなく遠い

だのになぜ 歯をくいしばり

君は行くのか そんなにしてまで

君のあの人は 今はもういない

だのになぜ  何をさがして

君は行くのか あてもないのに

君の行く道は 希望へとつづく

空にまた 陽が昇るとき 

若者はまた 歩き始める

空にまた 陽が昇るとき 

若者はまた 歩き始める

この歌詞は今でも良く覚えています シンプルですが、訴えるものがあります

 

         

 

「網走番外地 望郷編」は石井輝男監督による1965年製作映画(88分)です 「網走番外地」と言えば高倉健です。この映画は、旭組と安井組の抗争で相手の安井組の組長を刺して服役していた橘真一(高倉健)が、父親の墓参のために長崎に帰郷し、そこで相変わらず悪行の限りを尽くしている安井組と対峙し、殺された旭組の組長の仇を取るというストーリーです

 

     

 

田中邦衛は、網走での橘の仲間・田所として、外国船の積荷を降ろす仕事を引き受ける役で登場します 残念ながら安井組に襲われ、海に放り込まれてしまう役です

話はまったく違いますが、高倉健の「網走番外地」といえば、大学2年の時に大講堂で上映された学生主催による上映会が思い出されます 「任侠映画祭」みたいなものでしたが、右翼学生も、左翼学生も、ノンポリも、健さんが出ると さかんに声援を送っていました なぜ高倉健だと思想信条を超えて応援するんだろうと不思議に思いながら観ていました みんな酒を飲みながら観ていたような気がしますが、たぶん気のせいでしょう


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« サントリーホール チェンバ... | トップ | 東京藝大の1600円コンサ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事