27日(日)。昨日の朝日朝刊「はぐくむ」コーナーに「2020年 子どもが選んだ漢字は」という記事が載っていました 超訳すると、
「ベネッセコーポレーションが11月、児童7661人に行った意識調査で、子供たちが選んだ今年の漢字の上位3つは『笑』『幸』『新』だった 『笑』は284票を集め、『コロナでもいつも笑顔で頑張れた』といった理由が寄せられた また『幸』(250票)には『学校に行ける幸せを感じた』、『新』(178票)には『コロナで新しい生活になった』などの理由が寄せられた。一方、社会現象になった人気漫画作品の影響もあり、10位に『鬼』が入った 『”鬼滅の刃”にはまった』『コロナが強くて鬼みたい』などが理由だった」
たしか日本漢字能力検定協会による「今年の漢字2020」では、『密』『禍』『病』がトップ3だったと思います これらと比べて、子供たちの選んだ漢字は何と明るく希望に満ちていることでしょうか 日本の未来も捨てたものではないな、とあらためて思いました
ということで、わが家に来てから今日で2278日目を迎え、米大統領選で敗北確実となったトランプ大統領を支持する現象が、インターネットを中心に世界に拡散し日本でも広がっており、トランプ氏が批判するメディアや中国政府に不信感を抱く支持者が 東京でも大統領選で不正が行われたと主張するデモを開催した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
中国政府に反感を抱くのは分かるが それが即トランプ支持になる? 理解できない
昨日、新文芸坐でペドロ・アルモドバル監督による2019年製作スペイン映画「ペイン・アンド・グローリー」(113分)を観ました
脊髄の痛みから生き甲斐を見い出せなくなった世界的映画監督サルバドール(アントニオ・バンデラス)は、心身ともに疲れ、引退同然の生活を余儀なくされていた そんな中、昔の自分をよく回想するようになる。子ども時代と母親(ペネロペ・クルス)、その頃移り住んだバレンシアの村での出来事、マドリッドでの恋と破局。その痛みは今も消えることなく残っていた そんな時、32年前に撮った作品の上映・講演依頼が届く 思わぬ再会が心を閉ざしていた彼を過去へと翻らせていく
この映画はスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督の自伝的作品と言われています サルバドールは脊髄の痛みから解放されるため、過去に映画で使った俳優を通じてヘロインを覚えますが、自力で悪習から脱し、新しい映画の脚本を書こうと決心します 脊髄の痛み(ペイン)を誤魔化すヘロインから自力で抜け出し、新たな創作意欲を得て栄光(グローリー)を掴もうと一歩前進したと言えるかもしれません ペネロペ・クルスが 貧しい中でも逞しく懸命にサルバドールを育てる母親の役を力強く演じています 若く美しかった彼女も、美貌を失わないまま すっかり母親の役が板についたものだ、と感心しました