26日(土)。昨日は天気が良かったので大掃除第1弾としてガラス戸と網戸の清掃をしました 最初に網戸に取り掛かりましたが、ブラシでこすって埃を落とし、掃除機をかけ、アルカリ電解水(激落ちくん)を吹き付け、網たわしで拭き取りました 次にガラス戸に取り掛かりましたが、こちらは激落ちくんを吹き付けて水雑巾で拭き取るだけで済みました とはいえ、大小6か所のガラス戸・窓の清掃は結構大変で、「大掃除なんて寒い冬にやることはないんだよ 夏にやれば早く乾くし効率的なんだけどなぁ」などと独り言を言っているうちに作業が終わると汗びっしょりになりました このほか大掃除で毎年大変なのはキッチンのレンジフードの油汚れ落としです これも「夏にやれば・・・」と思いながら いつの間にか12月になってしまい、年末に油汗をかいて清掃することになります。これも近日中にやらなければなりません
ということで、わが家に来てから今日で2277日目を迎え、安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に開いた夕食会の費用を安倍氏の私費から補填していた問題で、安倍氏は25日午後、衆院の議員運営委員会に出席し、「私が知らない中とは言え、道義的責任を痛感している。国民、全ての国会議員の皆さんに心からおわび申し上げたい」と謝罪した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
道義的責任ではなく 管理監督責任の欠如が問題だ 一般企業なら社長は辞職してる
昨日は娘の誕生日でしたが、娘が自分で「ローストビーフ」と「オニオンスープ、チーズ載せ」を作りました 牛ブロック肉はオージー・ビーフなのでちょっと硬かったのですが、味付けが上手に出来ていたので美味しかったです
私は花とケーキを用意しました ケーキは毎年「FRENCH POUND HOUSE」のイチゴケーキなのですが、娘がたまには違うお店のを食べたいと言うので、初めて同じ地元の巣鴨にある「PATISSERIE Yohinori Asami」のイチゴケーキにしました これはこれで甘さ控えめで美味しかったのですが、やはりイチゴケーキに関しては 娘も私も FRENCH POUND HOUSE のアルコール入りのルージュの方が美味しいと思いました
バッハ・コレギウム・ジャパンから「2021‐2022シーズン定期演奏会」継続案内が届きました 新シーズンではバッハの宗教曲の他に、管弦楽曲や協奏曲が、そして、ベートーヴェンとモーツアルトの作品が取り上げられているのが特徴です 私は2000年シーズンから定期会員を継続していますが、今のところ6公演とも他のコンサートの予定が入っていないので、今シーズン同様、B席を継続することにしました なお、4月の「マタイ受難曲」は東京オペラシティコンサートホールが改修閉館期間のためサントリーホールで開催され、2日(金)と3日(土)のどちらかを選択できるようになっているので、3日を選びました。さっそくスマホで申し込みフォームを呼び出して手続きを済ませました
外山滋比古著「読みの整理学」(ちくま文庫)を読み終わりました 外山滋比古は1923年生まれ。東京文理大学英文科卒業。「英語青年」編集長を経て、東京教育大学、お茶の水女子大学などで教鞭を執る。「思考の整理学」は大ベストセラーになった。2020年7月30日、胆管がんのため死去、享年96歳
筆者は「はじめに」で次のように書いています
「外国語だけではなく、一般の読みについて、二通りの読み方があることに気付いた 内容がわかっている文章を読むのがそのひとつ。もうひとつは、書かれている内容がよくわからない文章の読みである 同じ読みといっても、両者はまったく別のものであると言ってよいほど異なっていると考える。いくら、前者、つまり既知の読み方ができても、後者の未知の読み方はそれにつれてうまくいくとは限らない、どころか、まったく読めていない そういう言わば発見である」
そして、「内容がわかっている文章を読む時」の読み方を『アルファ―読み』、「書かれている内容がよくわからない文章を読む時」の読み方を『ベータ読み』と名付けます
その上で、スポーツ欄の記事を例に挙げ、野球の試合結果を報じた新聞を読む場合、その試合を実際に観戦したりテレビやラジオで観たり聴いたりした人は、書かれていることを何の苦もなく読むことができる 一方、野球が好きでもその試合を観ていない人や、野球が好きでもない人にとっては分かりにくく難しく感じる 前者の読み方が『アルファ―読み』である、と解説します
一方、自分の知らないことや、未経験の内容の文章を読む時は、別の読み方をしないと内容が理解できない、として『ベータ読み』をする必要があると解説します そして「(ベータ読みは)難しい内容の本を繰り返し読むことによって到達できる 素読はその好例である。素読でなくても、十回、十五回と読み返すうちに、未知を読むことは自然に体得できる どんなにわからない文章や本でも、反復読んでいれば、そのうちにわかってくる それを古人は、『読書百遍意おのずから通ず』と言った。これぞすなわち、ベータ読みの王道である」と述べています さらに、「ベータ読みのコツを捉えるには、古典、古典的書物の百篇読みがもっとも確実な方法であろう ただ、これが当世風でないところが泣き所である」としています。そして「昔のことは古い。だからと言って古くさいとは限らない。新しいことはおもしろそうだが、時の試練をくぐり抜けていない。新しいものごとは古くなるが、古いものはもう古くならない」と述べています
筆者は、「よほどの傑作でも、物語、小説は再読がせいぜいだ。十遍読める小説があったらお目にかかりたい」と書いているので、私が普段読んでいるミステリーやエンタメ小説は古典、古典的書物には入らないようです 「論語」とか「徒然草」とか「方丈記」とか、そういった書物を想定しているのだろうな、と推測します そういえば、高校の授業で「素読」をしました
本書が最初に世に出たのは2007年、今から13年前です 『読書百遍意おのずから通ず』と言って、難しい本を何回も読み返すことは、ご本人が認めている通り「これが当世風でないところが泣き所である」というのが正直なところだと思います しかし、分からない文章に遭遇すると、何回も読み直して理解しようとすることも確かです それなりに合理性があるのだと思います