人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「クァルテット・エクセルシオ ✕ クァルテット・インテグラ」のチケット取る / フランソワ・オゾン監督「グレース・オブ・ゴッド 告発の時」を観る ~ 神父による児童虐待への告発を描く

2020年12月03日 07時17分29秒 | 日記

3日(木)。わが家に来てから今日で2254日目を迎え、中国が11月24日に打ち上げた月面無人探査機「嫦娥(じょうが)5号」が1日午後11時(日本時間2日午前0時)ごろ、月への軟着陸に成功した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     東南アジア諸国への領海侵犯だけでは足りず  一帯一路ならぬ 一進月路を目指すか

 

         

 

昨日、夕食に「ビーフカレー」を作りました ビーフと言っても、わが家では牛バラ肉をつかいます。リンゴをたくさんいただいたので、初めてカレーにリンゴを摺り下ろして入れました 丸々1個分入れたら流石にリンゴの風味が強く出て、さながらリンゴカレーのようになってしまいました 次回は半分だけにしようと反省しました

ところで、昨夕は仕事の都合で帰りが早かった娘がカレー作りを手伝ってくれました それは良いのですが、調理のやり方が違うので戸惑いました たとえば、玉ねぎを切るのに、私はみじん切りにしてレンジで7分チンしてから炒めますが、娘は櫛状に細く切り刻んで直接鍋に入れて炒めます またジャガイモは20分位あとで投入しますが、娘は人参や肉と一緒に投入して煮込みます 今回は初めて親娘のコラボで作ったカレーでしたが、2人が台所に立つのは料理が早く出来そうですが、逆に効率が悪いと思いました 料理には段取りが大切ですが、2人がそれぞれ別の段取りでやろうとすると、どうしてもやりにくくなります やっぱり、料理は自分の段取りでやりたいと思います

 

     

 

         

 

来年3月14日に第一生命ホールで開かれる「クァルテット・エクセルシオ ✕ クァルテット・インテグラ」の公演チケットを取りました プログラムは①シューマン「弦楽四重奏曲第2番」(エクセルシオ)、②シューベルト「弦楽四重奏曲第14番”死と乙女”」(インテグラ)、③メンデルスゾーン「弦楽八重奏曲」(合同)です エクセルシオはお馴染みですが、インテグラは若手のユニットの中でも面白い存在だと思います 期待しています

 

     

 

         

 

昨日、神楽坂のギンレイホールでフランソワ・オゾン監督による2019年フランス映画「グレース・オブ・ゴッド 告発の時」(137分)を観ました

妻と子供たちと共にリヨンで暮らすアレクサンドル(メルビル・プポー)は、幼少時にプレナ神父から性的虐待を受けた過去を抱えていた アレクサンドルは、プレナ神父が現在も子供たちに聖書を教えていることを知り、家族を守るために過去の出来事の告発を決意する フランソワ(ドゥ二・ドゥポール)、エマニュエル(スワン・アルロー)などアレクサンドルと同様に神父の被害に遭い、傷を抱えてきた男たちの輪が徐々に広がっていく中、教会側はプレナの罪を認めながらも、責任を巧みにかわそうとする アレクサンドルたちは信仰と告発の狭間で葛藤するが、彼らは沈黙を破った代償として社会や家族との軋轢とも戦うことになる

 

     

 

この映画は、フランスで実際に起こった神父による児童への性的虐待事件を描き、第69回ベルリン国際映画祭で審査員グランプリ(銀熊賞)を受賞した作品です

現在も裁判が進行中の「プレナ神父事件」では80人以上の被害者が名乗りを上げたといいます 映画では、「被害者の会」のような組織ができて、裁判で検察側にプレッシャーをかけるために一般市民向けのアピール方法について議論が交わされます。その過程で、フランソワは信仰を捨て教会から脱退し、教会を外から批判する道を選びます 一方、アレクサンドルは「教会の改革は内部から行うべきだ」として信仰は捨てません しかし、映画の終盤で 息子から「まだ神を信じるの?」と訊かれたアレクサンドルは返事に戸惑い、言葉が出ません

アレクサンドルは、神の威光を利用して少年を虐待したプレナ神父が許せないし、プレナ神父が上司である枢機卿に対し自分の罪を認めていたのに何も手を打たなかったことも許せないのです 「神を信じよ」と言うけれど、神に祈っても何も解決しなかったのです 信仰とは何かを考えさせられます

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