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人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

映画「リリーのすべて」「キャロル」を観る~ギンレイホール

2016年09月02日 08時06分20秒 | 日記

2日(金).わが家に来てから705日目を迎え,今度はダブルヘッダーで侵入した地球外非生物にクレームを付けるモコタロです

 

          

                              君たち誰の許可を得てぼくの家に入ってきたんだい?!

 

          

                「鳥あえず許して」なんてシャレ言ってる場合じゃないんだよ!

 

          

           キミも,不法侵入は犬当違いだなんて言ってる場合じゃないよ! 牛みたいな顔して

 

  閑話休題  

 

昨日,夕食に「豚肉のスペアリブ&牛焼肉」「生野菜とワカメとツナのサラダ」「冷奴」を作りました スペアリブは食べがいがあります

 

          

 

  も一度,閑話休題  

 

昨日,神楽坂のギンレイホールで映画「リリーのすべて」と「キャロル」の2本立てを観ました 

「リリーのすべて」は,トム・フーバー監督による2015年イギリス・ドイツ・アメリカ映画(120分)です  舞台は1926年のデンマーク.風景画家のアイナー・ベルナーは肖像画家の妻ゲルダに女性モデルの代役を頼まれるが,それがキッカケとなって自分の内面に潜んでいた”女性”の存在を意識するようになる それ以来,心と身体が一致しない現実に葛藤しながら「リリー」という名の女性として生きていく.ゲルダも最初はそんな夫に戸惑うが,次第にリリーとして生きる夫に対する理解を深めていく

 

          

 

この映画は,世界で初めて性別適合(性転換)手術を受けたリリー・エルベの実話を描いた伝記ドラマです.今でこそ,トランス・ジェンダーは当たり前の如く世に認められるようになっていますが,今から90年も前の1926年にそうした境遇にあったアイナー(リリー),そして妻のゲルダの立場を考えると,相当の勇気が必要だったと分かります

2本目の「キャロル」は,トッド・ヘインズ監督による2015年アメリカ映画(118分)です 

舞台は1952年冬のニューヨーク.ジャーナリスト(写真家)を目指してマンハッタンにやってきたテレーズは,クリスマスシーズンのデパートで玩具販売員のアルバイトをしていた ある日,娘のクリスマス・プレゼントを探しにきたエレガントで魅力的なキャロルにひと目で心を奪われてしまう それ以来,二人は会うようになるが,テレーズは,キャロルが一人娘の親権がらみで夫と離婚訴訟中であることを知る テレーズは生まれて初めて本当の恋をしていると実感する.ある日,キャロルから車での小旅行に誘われ行動を共にするが,キャロルの夫の仕掛けた罠が待っていた これによってキャロルは離婚訴訟で不利な立場に立たされるが,娘との面接権だけは譲れないと主張する

 

          

 

この映画は,何といってもキャロルを演じたケイト・ブランシェットの魅力に尽きます 資産家の妻でありながら日常生活に満足できず,同性に愛を求める熟年女性を見事に演じています そして,そんなキャロルに魅かれて,本当の恋を知るテレーゼを演じたルーニー・マーラは,カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞しています 彼女の抑制された表現力が素晴らしいと思いました

 

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