17日(木)。わが家に来てから今日で3838日目を迎え、「ウクライナ・ポスト」紙は「ウクライナ情報機関によれば、ロシアは今年、中国人民解放軍の訓練に協力し、ウクライナ侵攻の中で身に着けたノウハウを伝授する見込みである」と報じたと いうニュースを見て感想を述べるモコタロです
プーチンロシアは 中国だけでなく 北朝鮮軍にも 侵略のノウハウを伝授しているのは 間違いない
昨日、夕食に「真鯛のアクアパッツァ」「生野菜とモッツアレラチーズのサラダ」「シメジの味噌汁」を作りました アクアパッツァのアサリは大きめのにしたので、食べ応えがありました
昨日、グランド・シネマ・サンシャイン池袋でフランシス・フォード・コッポラ監督による2024年製作アメリカ映画「メガロポリス」(138分)を観ました
21世紀のアメリカの大都市ニューローマでは、富裕層と貧困層の格差が社会問題化していた 新都市メガロポリスの開発を進めようとする天才建築家カエサル・カティリナ(アダム・ドライバー)は、財政難のなかで利権に固執する新市長フランクリン・キケロ(ジャンカルロ・エスポジート)と対立する
さらに一族の後継を狙うクローディオ・ブルケル(シャイア・ラブーフ)の策謀にも巻き込まれ、カエサルは絶体絶命の窮地に陥る
この映画は、コッポラ監督がH.G.ウェルズ原作の映画「来るべき世界」に着想を得て、アメリカをローマ帝国に見立てた大都市ニューローマを舞台に、理想の新都市メガロポリスを通じて未来への希望を描いた作品です 1980年代から脚本を構想し、2001年には撮影準備を進めていたが、9.11同時多発テロの影響で中断、そのまま頓挫の危機に陥ったが、2021年にコッポラ監督が私財1億2000万ドルを投じて製作を再始動させ、2024年についに完成させた大作です
「構想40年、巨匠コッポラが人生をかけた一大叙事詩」が謳い文句ですが、果たしてそれだけの膨大な時間と莫大な経費をかけて完成しただけの価値があるのか
SFXを駆使して未来都市と人々の行動を描こうとしていますが、先端技術に頼り過ぎて、監督が伝えたいことがストレートに伝わってこないもどかしさを感じました カエサルは時間を止めることが出来る特殊能力を持っていますが、時間を止めることによって何かが起こるかといえば、何も起こらないのです
このこと一つ取ってみても、監督はいったい何が言いたいのかがさっぱり分からないのです
これがあの大傑作「地獄の黙示録」を撮ったコッポラの作品だろうか、と疑問に思ってしまいます
この作品に限らず、巨額な製作費をかけ SFXを駆使して製作したハリウッド映画は、映画本来の魅力・面白さを失っているように思います
ところで、終盤の暴力シーンでベートーヴェン「交響曲第7番」の第2楽章「アレグレット」の葬送行進曲が流れてきたのにはビックリしました 「地獄の黙示録」ではワーグナーの「ワルキューレの騎行」が使われていましたが、「メガロポリス」ではベートーヴェンの第7番というわけです
期待が大きかっただけに、残念な感想になってしまいました
今日はサントリーホールに東京フィル「第1020回 サントリー 定期シリーズ公演」を聴きに行きます
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