富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

パソコンは「道具」という基本

2008年02月19日 | パソコン
時には、「パソコンって何でも出来るんやね」という
感心した言葉や「パソコンは難しい!」
「ついて行けへん」っていう嘆きも耳にします。

そういうときに、いっつも思うこと、頭の中で
繰り返していることは、「パソコンは道具」という一点です。

パソコンで何でも出来るというのは、僕からして見たら
誤解されて見えます。
極論を言えば、パソコンで出来る何てことは何一つありません。
けれども、パソコンを「道具」として使って、人が作ることが
出来ることは、たくさんあります。

「一緒やん」って一刀両断にせんといてくださいよ。

こう思うんですよ・・・例えば、「エクセルは難しい」とおっしゃる人が
いたはります。こういう人が陥りやすい錯覚に
エクセルを理解し覚えなあかんという思いこみです。
だいたい「パソコン教室」やテキストの類なるモノの考え方自体が
大いに違ってるんやと僕は思うんですが、パソコンというものは
「表」やら「計算書」を手書きやなく、それを印刷して作れる「道具」であって
これらの作業を系統立てて、自動的に作れるのが「エクセル」という道具なのです

極端な話、「表」を作る必要がないのなら
無理してエクセルを使わなくても、文章は手書きで
というのならワードを基本から覚えるなんて無駄をする必要もありません。

手紙は、確かに手書きのほうが相手にも心根が伝わります。
プリンタで印刷というのはいかにも事務的な感じがします。
では、パソコンで手紙なんておかしいかといえば、そうとも言えません。
僕ならオリジナルな便せんを作ることを思いつきます。
自分なりに装飾した便せんだけをうちだして、
そこに手書きの手紙を託したら、より思いが伝わると思うからです。

うまく言えないで、もどかしいのですが、僕自身が言いたいのは
パソコンをあくまでも何かを作る一つの道具として、とらえればよく
パソコンを「勉強する」などという仰々しい取り組み方は
本質からは、はずれているように見えるのです。
「パソコンで出来ること」と聞かれても即座に答えられません。
むしろパソコンで出来ないことのほうが浮かんできます。

それは、パソコンで作らねばならないとか
パソコンでこしらえているという特別な思いこみなどではなくて、
結局は、何かを作る手作業に、パソコンという道具を上手に使ってるか
っていう視点が大事やからと思うからです。


パソコンは、どこまでいっても「道具」であり、パソコンのソフトは
それを効率的に使う「すべ」でしかないのですから
使おうと使えまいと関係ないのです。

どこからどこまでやらなアカンなんて考えがそもそも間違ってます。
出来るとか出来ないということでもありません
使うか使わないかという話です。
出来ないで悔やむ必要もないし
「初心者」であろうが「上級者」なんて呼び方に意味もないのです。


パソコンが出来ることなど、何一つありません。
ただ、パソコンを使って出来ることは、いくつもあります。
大事なことは何かを作ろうと思う気持ち一つです。

パソコンをネットだけに使う人、あるいは文書だけと決めてる人も
写真の整理に使っている人も
どれもこれも間違ってはいません。
ワードが出来ひんでもエクセルがわからへんでも
そんなことはどうでもエエハナシやと思います
ワードやエクセルを基本なんて思わないでください。
それは、パソコン教室やパソコンメーカーのキャッチセールスに
惑わされているのです。


めいめいがそれぞれのやり方で「楽しみ」の道具として使っていれば
パーソナルなコンピュータという「道具」の役割を
立派に果たしているのです。

ネットにつないで見える世界は、おっとろしいばっかりやないデスヨ
パソコンを道具にして、見えなかったもの
手に出来なかったもの、知らなかったモノを教えてくれますよ