富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

いよいよ参院選 

2007年07月27日 | Weblog
こんな真夏に、しかも夏休みの大事な休みを
アル意味でそれをねらった意味も込めて、「参院選」です。

娘の帰省にあわせてとっくに期日前投票すませたので
あとは、「開票速報」という
この時期のバラエティを見るだけの僕ですが
この国政選挙の争点とか、もっともらしく、やかましいわりに
早口と気張りすぎのボンボンの結局何もわからん話と、
コレで負けたら私は辞めますと戦う前に個人的な思いをのたまった
強面の人のやりとりは、ただやかましいだけの
ノイズだけにしか聞こえません。


「たくさん重要法案を通した・・・」って件りには
「法案を通す」などということが、
そのことでいっかど物事をなしたコトに
終わってしっまってるこの国の政治家の浅はかさ
に開いた口がふさがらず、
かといって「確かな野党」っていうスローガンは
はっきり言って「責任のない批判を繰り返します」って
ゆうてるようなもんで、なんというええ加減なコピーなんでしょうか

「政権選択選挙とちゃうサカイ
負けても辞める必要はないやんけ」と側近にかばわれてるボンボンが
おられますが、ちょっと待ってぇな
彼は、「私たちが負けるわけには行かない・・・私たちを選択してくれ」
政権選択を一番ゆうてるんは、ボンボン自身やでぇ~


僕の視点は、ただ一点
「コイズミ的」なものに対する選択以外にナカッタ。

思えば、間違って選ばれたコイズミのような無策な人が、
一人の思い上がった「竹中なにがし」のアメリカかぶれの学者気取りに
政策というものを丸投げして、文化も日本的なモンまで
取り壊して、「アメリカスタンダード」「グローバル化」
などを声高に叫び、競争と称してアメリカの投資家にだけは、
道を開いてさしあげ、アメリカに利益だけを献上する仕組みに疑いを持たず
無秩序な規制緩和の念仏を唱え続けました。
「改革なくして成長なし」と言い続けて5年あまり
5年もかかれば、改革なんてせんでも回復はしたでしょう
痛みをともなう「改革」は、どうやら痛みを麻痺させて
わけがわかりません。
一人の大リーガーに100億はらえば、例えば球場係にまでは
はらえるお金など残らないものです。
コレが「アメリカ流」の正体やと思うんですが・・・

さっさと自分らは、舞台から引き上げておいて・・・
今や評論家気取りでいい気なもんやと思う。

いつの間にか何もかもの軌道がずれた社会には
「技術」というものへの純粋な誇りもうせて、
品質向上というこの国の信条も投げ捨て
産業あげて、100キンまがいの安物の製造にやっきになり、
挙げ句の果てに公共の電波を通して
単なるマネーゲーム気取りの男が、ルール無視のモラルもないくせに
「金儲けって悪いことですか・・・」などと堂々と言わせる始末。
介護サービス事業ですら、ディスコの経営者が
案の定むちゃくちゃな金儲けに走って
介護そのもののシステムをむしばみ、今度は居酒屋チェーンが
乗り出すという危うさ
「規制緩和」とは、従前のしっかりした下地を
作り終えた上で行わなければ、「グローバル化」などという
意味のない無謀さに荒れ果ててしまい
社会の底力も、本質も失うのです。
「アメリカ」という国のどこがいいのかをまず問わねば
ならないし、なぜアメリカのようにする必要が
アルのでしょうか?

「非正規雇用」などというへんてこりんな言葉を生み出し
切り捨てのコストをあおって
いまやこの国の労働力もさながら、「100きん」の商品
そのものではありませんか・・・
「100きん」はただやすいものでしかなく
それ以外に誰かの思いを満たしません。
「100きん商品」を買いあさって、私たちは私たち自身の
誇りを見失ったとさえ思える
そんなもんを作るために重ねた努力でもないし
労力でもないんです。

次の世代に広がる失望は相当なモンです。
目先のコストに目を奪われて
目標と言うものが、全く見えないのですから・・・


今更ながらに「コイズミ的」なものに対する嫌悪が
僕の基準でした。

例えば、与野党を問わずに政治として尊敬できるシーンが
この国に見受けられますか?

選挙期間中なのか意図的に封じられて見える
断層の上にこしらえた「柏崎刈羽原発」の危うさは
世界では、今や北朝鮮の原発どころでなく
チェルノヴイリに相当するほどの
脅威として世界の不安をあおっており、実際に多くの外国人は
日本への渡航をためらっているではありませんか
コストのために、目をつぶったもののしっぺ返しは
生存権までも危機に陥れています。

幾たびも、もぞもぞ、おどおどしている「二人目の農水相」の
見た目のひ弱さは
例えば一般の会社に置き換えて
どう見ても、「係長」にも見えへんほど頼りないもの・・・
その彼を選ぶというリーダーからして世間というものと
大きくズレを感じる。



その中から選挙や選択しなければ
アカンということこそがこの国の底を見せています。